もはや実験機と化したFMV-C8240にUbuntu Studio 14.04 PCオーディオ版をインストールしてみました。
この組み合わせ、結構いい加減に決めたのですが、結果として「最高の組み合わせ」だったかもしれません。
早速Ubuntu Studio 14.04 PCオーディオ版をインストール!
まずはISOイメージをダウンロードです。
作成者の「ささみん」さんの ブログから、ISOイメージ(1.8GB)をダウンロードします。
ダウンロードされたファイル名は、「Ubuntu Audio-ja」となっていると思います。
このISOイメージを、USBメモリもしくはDVD-Rに入れたり焼いたりして、インストールメディアを作ります。
出来上がったインストールメディアを使い、お手持ちのパソコンにインストールします。
インストール前のパソコン側の準備は、こちらを参考に。
インストールについても、ささみんさんのブログに親切にも「インストールガイド」がありますので、迷うことなく進められるでしょうね。
起動すると、こんな画面が出てきます。
Ubuntu Studio14.04から、インストールするパッケージを選べるようになりました。
インストールガイドにもありますが、PCオーディオとして使うのであれば、
- ubuntustudio-audio
- ubuntustudio-audio-plugins
の2点のみを選択して進めましょう。
そうすることで、オーディオとして使うのに不要なソフトのインストールがされず、OSを軽く出来ますからね。
インストール完了後は再起動!
無事にインストールが完了したならば、「アップデート」や「初期設定」を完了して再起動して準備完了です。
ちなみに、オーディオPCとしてUbuntu Studioを使う上で必要な、
- PulseAudioを無効にする
- JackサウンドサーバではなくALSAに直接つないで再生する
という、Linuxを初めて使う人が
「??何言ってんだ??」
となってしまうような意味不明な設定を、この「Ubuntu Studio 14.04 PCオーディオ版」では、「自動初期設定」という項目が数クリックで自動でやってくれます。
意味なんか分かる必要もないわけです。
なんて親切なんだろう!
これでPCオーディオとして最高なOSの準備が完了です。
デスクトップ画面はこちら。
数々のインターネットラジオのショートカットアイコンが並んでいます。
インターネットラジオのショートカットから、各種サイトにアクセス出来ます。
写真には写ってませんが、画面下部の何もないところにカーソルを持って行くと、「Dock」が出現します。
FMV-C8240を選んで正解だった!
もはや実験機になっているFMV-C8240ですが、Ubuntu Studio 14.04 PCオーディオ版をインストールしたのは正解だったかもしれません。
というのは、よく巷で言われていることなのですが、オーディオPCに向いているのは、
- 省電力でシングルコアなCPUを積んだPC
- ファンの音が静かなPC
が良いとされています。
また、「USB-DACを使って音を出す」ので、パソコンに付いているスピーカーは要らないとも言えます。
その点、FMV-C8240は、
メモリ 2GB
HDD 40GB
なので、好都合というものです。
ファンも静かです。
HDDに関しては、別に大容量のHDDなどに大量の音楽を保存しておけばいいので、OSが入ればそれでいいです。
なので40GBは、充分すぎるくらいです。
さらに、好都合なことがあって、実はこのFMV-C8240は、何故かスピーカーから音が出ないんですよ。
この機種にLinuxをインストールした人の情報を見ると、多くの人が同じ状態になっているので、おそらくこの機種とLinuxの相性の問題だと思います。
で、Ubuntu Studio 14.04 PCオーディオ版をインストールすれば、常時、USB-DACからオーディオに繋いで音を出すので、もう本当に好都合なんです。
それにしても「音」がいいですね。
ハイレゾ音源を試聴出来るサイトに行ってみましたが、ハッキリ言って鳥肌モノでしたよ。
これはオススメです!
現在は、Ubuntu16.04ベースの最新版も入手可能です。↓