Chromebookというノートパソコンがあります。

新しいのに価格も安いし、大きさも丁度いい感じ。

「どれ、ひとつ貰おうかのう、、、。」

いやいや、ちょっと待った!

そのChromebook、これまでのパソコンとは、だいぶ違いますよ!

そんなChromebookを買う前に、価格0円で試してみよう。

どういうことかというと、Chromebookの無料(オープンソース)版Chromium OSを、古いパソコンにインストールして、Chromebookがどんなものか試すと同時に、古いパソコンをChromebook化して復活しよう!ってことです。

Chromebookは確かに安いが普通のパソコンとちと違う

このChromebookは、「普通のパソコンと変わらない」なんて思ってるとエライ目にあいます。

どういった点が違うのか?というと、、、、。

  • OSが違う
  • 内蔵の記憶容量がエラく少ない
  • 基本、常時インターネットに繋いで使う
  • 対応しているプリンターが少ない

と、こんなところです。

ひとつひとつ見ていきましょう。

まず、OSが違うということは、WindowsでもMac OSでもないわけです。

Chromebookの中身のChrome OSはLinuxの亜種です。

ということは、WindowsのソフトもMacのソフトも動きません。

次に、内蔵の記憶装置にHDDではなく、SSDを使ってますが、その容量は、たったの16GBもしくは32GBしかありません。

そして、基本的には常時インターネットに繋いでいることが、前提のOSです。

オフラインでも使えないことはないのですが、出来ることは「普通のノートパソコン」に比べると、限られたものになるでしょう。

また、対応しているプリンターが少ないのも特徴の一つとなります。

Googleクラウドプリント」に対応したプリンターでなければ使えません。

ええっ!そんなパソコン使えないよ!!

と思うかもしれませんね。

ところが、これが全くそんなことないんですよ。

使うと分かるんです、「Chromebookの良さ」が。

しかし、そのChromebookの独特の特徴が合わないかもしれないなあ、と思う人もいるでしょう。

確かに万人向けではないですから。

そんな人こそ「価格0円」でChromebookを試してみよう

要するに、こういうことです。

Chromebook買うならこれでいい?!富士通ノートMG75YにChromium OSを入れた

Windows XPやWindows Vista世代のノートパソコンで、比較的新し目のノートパソコンを持っている人ならば、躊躇することなく、試してみる「価値」はあるとおもいます。

Chrome OSChromium OSも基本的な部分は一緒です。

デュアルコア搭載のノートパソコンを持っているならば、実際のChromebookとそれほど変わりない感覚を味わうことが出来ると思いますよ。

ましてやインストールするノートパソコンが、モバイルPCの代名詞的ノートパソコンであるならば、より「オンリーワン」な気分も味わうことが出来ます。

中古のレッツノートCF-T7にChromium OSをインストール!

ただひとつの難点としては、このChromium OSがインストール出来るノートパソコンの種類が、かなり限られているってことです。

なんとなくですが、いくつかのパソコンで試した感じでは、日本のメーカーのものだと、「富士通」と「パナソニック」が狙い目かなあ?という気がします。

富士通製Windows Vista世代のジャンクノートパソコンでも、この通りです。

ハードオフで購入したジャンクノート富士通NF B70にChromium OSを入れる

さらにこちらも。

リビングPCはこれでいい!Vista世代PCをChromium OSで有効活用

サポートが切れた後は、こうして復活させるのもオツなもんです。

また、実際のChromebookと変わらない操作感を体験したいので、出来ればデュアルコア以上のCPUを搭載したノートパソコンで試したいところですが、シングルコアの非力なネットブックでもインストール出来るし、モッサリはしますが普通に使うことも可能です。

ネットブックHP mini110の「OSなし」を中古でゲット!Chromebook化する

今試すなら断然CloudReadyをインストール!

誰でも無料でパソコンをChromebook化したいなら、今は断然CloudReadyがおすすめです。

もうひとつのChromium OS「CloudReady」を今さらながら試してみた!

「CloudReady」をジャンクノートにインストール!Chromium OSとしての特徴は?

CloudReadyは製品版もありますが、個人利用ならば誰でも無料で使うことが出来ます。

製品版も出しているだけあって、そのハード対応力はこれまで試したChromiumOSの中で抜群!

私がこれまで試したきた機種(記事にしていない機種も多い)では、なんの問題もなく普通にインストール出来て、快適に使うことが出来ました。

ノートパソコンだけでなく、デスクトップもごく普通にインストール出来て使えます。いわば無料版ChromeBoxですね。CloudReadyは本当に面白くておすすめですよ。

本家Chromebookも進化している

該当PCを持っている、または手に入るのならば、無料で導入出来て、しかも使う人によっては普通に仕事にも使えるばかりか、「手放せない」道具になり得るChromium OSですが、本家Chromebookもまた、強力な魅力を持っています。

Googleドライブの保存容量が2年間100ギガ使える

2年経ったら、新しく書き込むことは出来なくなるが、アクセスは可能です。

バッテリーがかなり持つ(公称値8時間前後)

実際、常時点けっぱなしにすることってあまりないので、「使いたいときだけ電源ONしてしばらく使う」といった使い方ならば、もっともっと持ちます。

ハードウェアが最適化されている

Chrome OSというモバイルOSに、ハードが最適化されているので、より性能を引き出せる。

また最近は各社がChromebookの様々な機種をリリースしているため、スペックや価格のバランスにも優れたものも多く、選択肢も豊富です。

まずはChrome OSというものが

どんなものなのか?メリットは?デメリットは?

ということをChromium OSで試してみて、気に入った!または手放せない!と思うのならば、Chromebookを検討してみるのもいいと思います。

Chromium OSで充分だ!と思えれば、それはそれでいいと思います。

良い状態のノートパソコンが用意出来るならば、そうなる可能性も充分あります。

とにかく本家Chrome OSと変わらないポテンシャルを持った無料のOSで試せるのは嬉しいことですね。ぜひ一度Chromium OSを試してみてください。