ネットしかしない、ネットしか使わない、ということをパソコンの用途についての会話で良く聞きます。

まあ私も結構そんなもんかもしれませんが。

で、意外とそういう人って、たまに買うパソコンにハイスペックなものを求めたがる。

いやいや、だったら今あるパソコンのサポートが切れたら無料のLinuxで良くないか?って話です。

出来るだけいいものが欲しい!

先日、会社の同僚に「パソコン持ってないんだけどオススメってある?」と聞かれました。

この手の質問、一番困ります。

ハッキリ言ってオススメのものなんて用途次第。その人の用途も分からないし、いつも「特に無い」が私の答えです。

その使用用途や好みによって変わるので「好きなもの買えばいい」と思ってます。

それじゃあんまりなんで「用途」について聞くと、

う〜ん取り敢えずネットで買い物と、Youtubeぐらいかなあ。

なので、DELLとかHPとかLenovoのパソコンなら安くていいよ。とアドバイスしました。

すると大体返ってくる答えが、

え〜!日本製のじゃないと不安だなあ。

Officeは付いてるの?

です。大体いつもこれですよ、ホントに。

いや、アンタOfficeなんて使わないでしょ?全く。

出来るだけいいものを出来るだけ安く買いたい

のは分かりますが、いいものって何?って感じ。

正直その用途なら、その「いい性能」の20%ぐらいしか使わないでしょ?

ネットしか使わないならLinuxで充分!

いや「ネットしか使わない」って馬鹿にしてるわけじゃないです。

ホント、自分もそう(ブログも同じようなもんですから)だし、今や高機能化したブラウザやWebアプリ、スマホの躍進のおかげで、ネットで何でも出来ますからね。

  • どうしても「Illustrator」じゃないと、、、。
  • どうしても「マイクロソフトのOffice」じゃないと、、、。

という人じゃない限り、ネットしかしない使わないような用途ならば、無料でサポート期限もついてくるLinux OSで充分でしょ?

IllustratorやマイクロソフトのOfficeだって、全く同じものではないけど、似たような機能を持つソフト(GimpやLibre Office、WPS Officeなど)がLinuxでも使えますから。

ブラウザもそう。

「Microsoft Edge」は当然使えないけど、それと同等以上の「Chrome」や「Firefox」、また最近のイチオシ「Vivaldi」や「Opera」など主要なブラウザはLinuxでも全然普通に使えますからね。

もちろん当たり前だけど、Amazonや楽天などでのネットショッピング、通販サイトでの買い物、各種手続き、音楽や動画のダウンロードでの購入など当然普通に出来ます。

それでいて、Linuxで一番使いやすいUbuntu系の最新版なら2023年まで無料でセキュリティサポートが受けられます。

まもなく登場予定のUbuntu20.04LTSなら、2025年4月までサポートが受けられます。

さらにシステム的にもユーザー数的にも「ウイルス」にやられるリスクがうんと少ないんですからね。

ホントにLinuxで良くないか?というかLinuxの方が良くないか?って気がしてきましたよ。

「ネットしかしない」とは言え、、、。

「ネットしかしないから、、、。」「ネットが使えればいいから、、、。」って良く言いますが、さっきも言ったように、今やきらびやかなネットを見る・使うのってそこそこ「重い」作業なんです。

Youtubeなどの「動画」サービス、企業などのサイトを閲覧するのに、そこそこのメモリやCPUを必要とします。

なので、「Linuxで古いパソコンを再生!」だなんて言いますが(このブログもそう)、結構古いマシン(Windows XP世代やそれ以前の機種)だと、メモリの増設は必須だし、何か(動画閲覧など)を切り捨てることも必要になります。

Linuxのいいところはマシンのスペックに合わせたOSを選べるところ。

とは言え「ネット動画や重いフラッシュ」だけは、さすがに「古い機種」ではどうしようもなくなってきているのも事実です。

ということで、全ての動作が満足に使えて、使いやすい「Ubuntu系」のOSを入れて2021年まで使えるパソコンとして狙い目なのが「Windows Vista」世代の後期のマシンだと思ってます。

マイクロソフトに見放されたWindows10へのアップグレードから切り捨てられた)Windows Vistaのパソコンを持ってる人なら、2017年4月以降は、思い切ってLinuxにしてみるのは全然ありですよ。

まとめ

パソコンを買うならLinuxでいい!とまでは言いませんが、一家に1台、良く分からないんだけど、とにかくいいパソコンを!というのも何だかなあ、という気がします。

メインはWindowsやMacでいいでしょうが、サポートが切れて使わなくなったパソコンなどは、Linuxをその性能に合わせてOSを選択して活用すればいいと思います。

  • 動画の閲覧などでストレスなく活用していきたいならWindows Vista世代のマシン。
  • テキスト中心や軽いブラウザでネットサーフィンが主ならWindows XP以前のマシン。

というように「用途」に合わせてOSを選択出来るのがLinuxのいいところです。

上手く活用していくと楽しいもんですよ。