Macのパソコンって、今も昔もカッコイイです。
昔のMacといえば、今のIntel CPUではなく、「Power PC」と呼ばれる特殊なCPUを使っていました。普通はこのPower PCのMacにLinuxをインストールすることは出来ません。
でも、Power PCに対応したLinuxのバージョンがあるんです。
今回は、その中から「Lubuntu」を選択してiMac G5にインストールしてみましたよ。
iMac G5を入手(してた)
iMac G5をゲット!!
と言いつつ、最近手に入れたワケではなく、実はだいぶ前にすでに手に入れていたんです。
数年前に、「OSなし」のジャンク品で手に入れた代物です。
値段は細かくは覚えていませんが、3〜4000円ほどで購入したように思います。
購入した当時、いろいろ弄ってLinuxをインストールしてから、実家に持って行ってそのまま放置していました。
で、そのまま存在自体忘れていたというワケです。
先日、実家から連絡があり、
「あのパソコンなんとかしてくれ!」
と言われ、「へ?何?」という感じでわからなかったほど、すっかり忘れていました。
説明されて思い出し、引き取ってきました。
で、はい、早速持って帰ってきました。
う〜ん、すっかり存在を忘れていたとは言え、やっぱりMacはカッコイイです。
このiMac G5にすでにインストールされているLinux
そう、このG5には、すでに「Lubuntu」がインストールされています。
といっても、通常の「Lubuntu」ではありません。
iMac G5は、現在の「Intel CPU」が搭載されたMacと違い、「Power PC」という独自のCPUが搭載されています。
そして、Power PCには通常は「Linux」はインストール出来ません。
とはいえ、さすが世界の有能なプログラマーやハッカーが集うLinuxコミュニティ。
Power PC搭載Macに対応したLinuxを開発し、さらに無料で配布してくれています。
このPower PC版のLinuxが手に入るのは、私の知っている限りでは、
- Ubuntu MATE(Ubuntu16.04ベース)
- Lubuntu(Ubuntu12.04ベースと14.04ベース)
- Ubuntu、Kubuntu、Xubuntu(Ubuntu12.04ベース)
- Debian(古いバージョン)
- Vine Linux(古いバージョン)
と、意外なことに結構あるんです。
今回のiMac G5には、数年前にすでにLubuntu12.04がインストールされていました。
というか、自分でインストールしたのに忘れてるのが怖いです。
インストール自体は、普通のLinuxと一緒です。
上に挙げたディストリビューション名 + 「Power PC」とかで検索すれば、ダウンロード出来るページが出てきますので、それをダウンロード。
あとはインストールCDもしくはDVDを作成して、それを挿入して「Cボタン」を押しながら起動すれば、インストーラーが起動するはずです。
その後のインストールは、普通のLinuxと一緒なんで特に問題ないでしょう。
久しぶりに起動してみる
電源ボタンを押すと、「ドゥーン!」というMac独自の起動音と共に、Lubuntuが立ち上がりました。
しばらく弄っていると「アップグレードがあります」という通知が出てくるじゃありませんか。
「まあ、12.04じゃ当然だわな。」
ということで、「アップグレードなんか出来るのか?」という疑問を持ちつつ、トライしてみました。
結果、、、、。
普通にアップグレード出来て、「Lubuntu14.04」になりました。
Lubuntu12.04のときと比べると、細かいバグがなくなり、より安定して使えている気がします。
とはいえ、Power PC版Linuxの特徴として、Flashが使えないんですよね。
ということで、「Youtube」などの動画が見られません。
これは結構イタイところです。
それ以外は、まあネットサーフィンは出来るし、まあ普通に使えるんですが。
ちなみにLubuntu12.04の時に、Mac風のドックアプリの「Cairo-Dock」を入れていたんですが、、、。
こんなんなっちゃいます^^;
ドック周辺に変な「ワク」が出来ちゃってます、、、。
う〜ん、微妙ですね、、、、。
まとめ
古いiMacもLinuxで再生することは可能です。
が、しかし、、、。
- Youtubeが再生出来ない
- そもそも今となってはスペック的に物足りない
ということで常用は厳しいなあ、といった感じです。
もちろん、普通にネットサーフィンしたり、文章を作成したりとかってことなら可能ですので、もし、古いMacを持っている方は試してみてもいいかもしれません。
ちなみに、同じ古いMacをLinuxで遊んでみるなら、Intel製のCPUが搭載されたモデルの方が全然いいです。
それなら、Power PC版じゃない通常版のLinuxが普通にインストールできますから。
まあ、当然価格は上がりますけどね。