ThinkPad X30という古〜いノートパソコンに「Ecolinux」というUbuntuベースの軽量Linuxをインストールしたのが、私のLinuxライフの原点です。
当時、全くパソコンのイロハも分からないまま、マイナーな存在のLinuxをパソコンにインストールするという暴挙に出たのは、普通に考えれば「なぜ、そんなことを?」ですね(笑)
しかし、その行為はとてつもなく楽しく、いろんな「知識」を得ることが出来ましたね(しみじみ)。
ThinkPad X30はハードオフのジャンクPCで!
このThinkPad X30は、ハードオフでジャンクPCとして売られていたのを購入したものです。
時は、2009年の秋頃。
そうです、このブログの私の「プロフィール」記事に書いている、ハードオフのレジ前にて5000円で「OSなし」で売られていたジャンクPCです。
散々迷って購入し、家に持ち帰って早速、Linuxのインストールを試みました。
最初にインストールしたのは「Ubuntu」。
当時、最新版であった「Ubuntu9.10」です。
雑誌に書いてあるやり方を、見よう見まねで実践して、別のPCでインストールメディアを作成し、インストールにチャレンジしたところ、、、、。
見事に成功!!
いやあ、自分にもあっさり出来て、「Windows」ではないOSが動いているパソコンというのが、とても新鮮で、感動したのを覚えています。
インストール成功するも、、、、。なんだかおかしい!
インストール自体は成功したものの、なんかおかしいんです。
ホームフォルダを開いたり、最初から入っているソフトの一部を起動しようとすると、「エラー」が出たりしていたんです。
それに、動きがなんとなく「もっさり」していて、あまり快適とは言えませんでした。
それもそのはず、私が買ったThinkPad X30のスペックは、、、。
メモリ 384MB
HDD 60GB
でした。
エラーが出る不具合の方は、原因不明でしたが、もっさりしているのは、素人目にも「スペックが足りないのでは?」と思えたんです。
う〜ん、困った。どうしよう、、、。
なんだか「Ecolinux」という軽いUbuntuがあるらしいぞ
これでは使い物にならないので、ネットでいろいろ調べていると、
- パソコンのスペックが足りないと不具合が出たりする
- パソコンのハードによっては相性がある
- Linuxにもいろんな種類がある
- 軽量Linuxを試してみるといいらしい
などが分かってきました。
「ふ〜ん、なるほど、軽量Linuxねえ、、、。」
と、さらに調べていくと、「Ecolinux」という高校生が作った「軽量なUbuntu」があって、非常に軽くて評判がいいことがわかりました。
「高校生が作った?!スゴイねえ。」
と、興味もあったので、早速インストールしてみると、、、。
見事に成功!
そして、「Ubuntu9.04」のときに見られた不具合も全く出なかったんです。
さらに、軽い!
サクサク動くし、こりゃいいや!
ということで、本家Ubuntuがまともに動かなかったThinkPad X30は、Ecolinuxで見事に再生出来たんです。
Ecolinuxの存在で学んだこと
残念ながらEcolinuxは、現在開発が止まっているようですが、当時は軽量なLinuxとして非常に貴重な存在でした。
このEcolinuxのおかげで、学んだこと。
- LinuxやUbuntuには様々なバージョンが存在していること
- 本家Ubuntuなどで不具合がある場合には別のバージョンを試せること
- Linuxはパソコンのスペックに応じてOSを選べること
などです。
Ecolinuxは開発は終わっていますが、その他の軽量Linuxは、現在もたくさんあります。
本家Ubuntuなどでインストールが上手くいかないときは、その派生バージョンを試してみるといいかもしれないです。
スペックが低いパソコンには効果的ですよ。
いや、別にスペックが低くないパソコンに入れるのもいいです。
なんたって「爆速」になりますからね。