「バイオW」 PCV-W101。
私にとっては、忘れることの出来ないパソコンです。
「お洒落パソコン」(そんな言葉あるのか?)の先駆けとも言える、この省スペースデスクトップ機のおかげで、私はパソコンイジりや改造の楽しさに目覚めたのですから。
(なんか、こう書くとアブナイものに目覚めた感じですね。)
使い倒したパソコン「バイオW PCV-W101」!
これです、これ!
発売は2002年2月9日ですが、登場時そのカッコよさにしびれ、発売日に購入しましたよ。
当時、画期的なカッコよさで、かなりヒットしたモデルです。
これを使い倒しましたねえ。
といっても、インターネット主体ではなく、あくまでも音楽アルバムを「CD-Rに焼く」という使い方です。
もうね、私のパソコンの使い道は、それだけだったんです。
その当時は、会社の寮暮らしで、転勤も結構あり、
面倒なのでインターネットには、有線ではなく、AirH”(懐かしい、、、。)で繋いでいたんです。
AirH”についてはこちら。
AIR-EDGE(エアーエッジ、旧表記AirH”) は、ワイモバイル(旧社名DDIポケット→ウィルコム)がDDIポケット時代の2001年6月1日より提供している、PHS回線を利用したパケット通信による、定額制または準定額制の、IPデータ通信サービスである。
ウィキペディアより
いやあ、遅いのなんのって、、、。
画像が少し多いサイトを閲覧しようにも、表示が完了するまでヒドイときには、ホントに10分以上掛かったりしてました。
なので必然的にインターネットが主体じゃない使い方になっていったんです。
いつもの如く「独自路線好き」なSONY
で、バイオWは、SONYです。
SONYと言えば独自路線を走るのが大好きなメーカーですね!
(VHS対ベータ、メモリースティックなど)
このバイオWには、音楽ソフトとして
「SonicStage (ソニックステージ)」
という、とてもイカしたソフトが同梱されていたんですが、このソフトで音楽ファイルを作成すると、、、。
「ATRAC3」
という、SONY独自の音楽ファイルしか作れないんですよ。
当時、普及し始めていた「MP3」ファイルがつくれませんでした^^;
それでも当時の私は「まあ、いいや」で終わり、CD-Rにコピーする、「複製」ならファイルは関係なく、再生できるので、あまり気にせず、せっせとCD-Rに焼いて楽しんでました。
それからしばらくはパソコンから離れた生活を送る
バイオW PCV-W101を購入後、1〜2年はそんな使い方で楽しんでましたが、それからしばらくすると、サーフィンやスノボにドップリで、パソコン自体全く使わなくなっていきました。
そして、購入から5年後の2007年頃、部屋に光回線を導入したのをキッカケに再びバイオWを使い始めたのですが、、、、。
すでに化石状態、、、、。
その当時、Youtube(Googleに買収される前のなんでもありだった頃)が流行り始めていました。
で、当然バイオWで見るんですが、動画ではなく、「紙芝居」状態でした。
要するにスペックが全然足りてないワケです。
バイオWのスペック
プロセッサー : インテル Celeron プロセッサー 1.20 GHz
メモリー : 256MB
ハードディスク : 約40GB
ドライブ : CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブ
メモリースティック : メモリースティックスロット
そもそも、Youtube以前に、MP3が作成出来ないし(今思えばSonicStage以外のソフト使えばばいいのに、、、。)、ハードディスクの容量が40GBでは、大好きな音楽を楽しめない。
そんなわけで、音楽専用にジャンクPCを購入し、Linuxにハマるきっかけになりました。
それはそうと、このバイオW PCV-W101もなんとかしたい!
こりゃなんとかせんとイカン!
というわけで、自分で弄くり倒してメモリー交換、増設、ハードディスク交換までやりとげました!
いやあ楽しかったし、それを通じていろいろと学ぶことが出来て、とても有意義でしたね。
とくに最初にメモリを256MBから512MBにしたときの、パソコンのサクサク度には、
「早い!メモリを増設するだけでこんなにも変わるのか!!」
と、エラく感動したもんです。
このバイオW PCV-W101は、最終的には、
- メモリ 1GB
- ハードディスク 120GB
まで進化させました。
で、Youtubeを見ると、、、、。
相変わらず紙芝居!
やはりパソコンは、「CPU」が最も重要だということを思い知らされましたね。
でも、この気に入って購入したバイオW PCV-W101をなんとか使いたい!
と思って、いろいろ弄ったおかげで、知識も増えましたし、型落ちのパソコンでも使い倒すという、今の私の原点になっているんですよね。
今は手放して、手元にありませんが、バイオW PCV-W101は、忘れられないパソコンですね。