さてジャンクなDELL Inspiron11 3162という機種にLinuxをインストールを試みたのですが、、、。

なかなかに上手くいかないものですな。

となれば、こうすればいいんじゃないかい?!

インストールは無事に完了するのだが、、、。

またまた前回の続きです。

ジャンクなDell Inspiron11 3162 メモリ増設しようと分解してみると、、、。

ジャンクPCとしては、かなり新しい機種であるDELL Inspiron11 3162の真っ赤なモデル(シャア専用っぽい)。

新しいだけあってUEFI対応、また海外製パソコン特有のモデルの型番が細かく分かれていることに戸惑いながらも何とかここまでたどり着きました。

そう、あとは「Linux」をインストールするだけです。

選んだOSは、シンプルイズベストなBasix3.0です。

いつもどおりに「UNetbootin」にて、インストールUSBを作成し、UEFIから通常のBIOSに変更してUSBメモリからの起動を優先して、ライブ起動してから内蔵のemmc32GBにインストールしました。

Basix3.0はInspiron11との相性なのか何故か64Bitだと起動せず。
なので32Bitに変更したところ、すんなり起動しました。なんでなんでしょうね。
まあ、32Bitでも全く問題ないし、メモリが2GBなのでむしろその方がいいかもしれません。

画像はないですが、インストールはすんなり完了。

内蔵emmcもしっかり認識していたので、そこにOSをインストールして再起動。

ところが、、、、。

再起動後にOS起動できず!

ここまでいろいろと上手くいかないことが多かっただけに、更なる問題を覚悟していたのですが、拍子抜けするほどにあっさりとインストールは無事に完了。

しかし再起動すると本当に拍子抜けすることに!

「OSが起動出来ない」

やっぱり予想通りというか、見事なまでにすんなりといってくれません。

で、いろいろと調べてみると、まず前回の記事でも書いてますが、

BIOS上でFirst HDDのところがNoneとなっている

のが原因だと思われます。

さらに再びUSBメモリから別のOSを起動してみると、内臓の「emmc」を「SDカード」として認識しちゃってます。

う〜ん、、、、。

と、ここでいろいろとやってみました。

  • BIOS上でFirst HDDとしてemmcを認識出来ないか?
  • SDカードとして認識するなら、SDブート出来ないか?

かなりの時間と労力を要するも、所詮は素人。

結局ギブアップです。

でも待てよ?USBからの起動が出来るじゃないか!

いろいろやってみたものの、結局上手くいかず。

諦めそうになったときに、ちょっと考え方を変えてみることに。

DELL Inspiron11 3162にLinuxをインストールも起動できず!ならばこうする!

USBメモリから起動は出来る

ということは、これでいいんじゃないの?

で、やってみたのはこれです、これ。

そう、パソコンのUSBポートに別の極小USBメモリを挿した状態で、他のライブUSBメモリから起動。

そして極小のUSBメモリ内にOSをインストールして、そのまま挿しっぱなしで(HDDとして)使用するという作戦です。

この方法だと、

  • 満足な動作が出来ないんじゃないか?
  • USBメモリが熱を持ちすぎるんじゃないか?

という懸念があるものの、とにかくやってみることにしました。

インストール時に注意するのは、内蔵emmcではなく、認識している極小USBメモリの方にするのを間違えないようにすることのみ。

こんなに小さいのにUSB3.1対応でしかも32GBの大容量。さらに激安!!

インストール時の画像です。

右側の大きい方のUSBメモリは、インストール用ライブUSB。

左側の小さい方のUSBメモリが、内蔵HDD代わりのUSBです。(こちらは常時挿しっぱなしになります。)

やってみると、あっさりインストールは無事に完了。

さあ、いよいよ再起動して動作を確認といきましょうか。

再起動後にOSは立ち上がるのか?!

そのまま左側のUSBメモリだけ挿しっぱなしにして再起動をかけました。

すると、、、、。

お?おおー!

無事に起動しました。

しばらく使ってみましたが、動作に引っかかりもなく、軽快そのもの。

内蔵のディスクにインストールしたのか?と思うほど全く違和感を感じません。

さらに、もともと非常に発熱のない低消費電力設計からなんでしょうが、USBメモリも全くと言っていいほどに、熱をもっていません。

パソコン自体が新しいのと、もともと低電力設計だからか、バッテリーの持ちもすこぶるいいです。

いやあ、最近のパソコンってスゴイ。

これは予想していたよりもかなりいいです。

  • USBポートを一つ犠牲にしてしまうこと。
  • 極小とはいえ、多少なりとも「出っ張り」が出来てしまうこと。

という「デメリット」も確かにありますが、パソコン自体の動作などはかなり快適に動いてくれます。

ちなみに内蔵emmcは、相変わらず「SDカード」として認識されています。

まあ、もはやそれでいいです。

フォーマットして内蔵ストレージとして保存領域に使っていけばいいですからね。

さて、あとは使いやすいように少々カスタマイズしてと、

はい、出来上がりです。

まとめ

新しいパソコンということで、逆にこれまでのセオリー通りにいかず、いろいろと苦労しました。

さらに内蔵のemmcからの起動が出来ずに、USBメモリにOSをインストールするという苦肉の策を取りましたが、これがかなりいい。

全く何の問題もなく快適に使えることが分かりました。

スペック的にそこまで高いパソコンじゃなくても、新しいパソコンならばUSBメモリにOSをインストールしても全然イケる、ってことが分かりましたね。

思っていた以上に全然使えるので、さらにジャンクPCのカスタマイズの幅が広がりました。