ウチにはいろんなジャンクPCがありますが、中にはこんなものもあります。
画面に縦線が数本入ってしまっているジャンクノートパソコンを、どうするか?
画面が使いにくいなら、いっそモニターを使わない方法で活用してみるか!
ということで、「Vortexbox」をインストールして、低消費電力な「音楽サーバー」にしてみよう。
それではやってみましょう。
まずは現状のノートパソコンをご覧ください
そんなオンボロなノートパソコンはこちら。
この日立【Prius Note PCF-PN31N】のスペックはというと、、、、。
メモリ DDR 1GB
HDD20GB
今となっては、かなり苦しいスペックですね。
そして、こいつは、モニターに何本もスジが入ってしまってます。
さらに、、、。
キーボードの「変換」ボタンがありません。(押せば反応はします。)
違うメーカーのACアダプター。(プラグの形状、ワット数、アンペア数が全く同じなので問題はありません。)
ドライブが違うもの。(自分でジャンク品を購入して取り付けしました。)
そしてHDD20GBは、余っている寿命寸前のHDDを取り付けただけです。
と、こんな感じで、普通に考えれば「即処分」すべきパソコンですね。
なんで、こんなパソコンがあるのかというと、数年前に自分が購入したからです。
当時は「Ubuntu」にハマり始めたときで、とにかく「ジャンクPC」が弄りたくて仕方がなかったので、
- モニターにスジが入る
- ドライブなし
- HDDなし
- 社外ACアダプター
- キーボードの欠損あり
と、丁寧に表記されているにも関わらず、
「それでいいんじゃあ。とにかくそのジャンクPCをよこせえ!」
と、購入したものなんです。
まあ、今の私なら全力で当時の私を止めたいものですが、とにかく買ってしまったんです。
で、その後ハードディスクがないので、「CF-IDE化」してハードディスクをフラッシュメモリに変換して(当時流行っていた)、適度に「弄り」を楽しんだあとは、実家に持って行き、そのまま放置し、見事に忘れるという暴挙に出ていました。
先日、「処分してくれ」と親から連絡があり、ようやく思い出し引き取ってきたものです。
まあ、普通に考えれば、即処分なんですが、せっかくなので、再生してみようと思ったワケです。
さてコイツをどう調理するか?
まず、このジャンクノートPC、HDDがないに等しいので、余っている「CF-IDE」変換機と8GBのCFカードを使うのは決定です。
このパソコンのいいところは、裏返すと分かるんですが、3本のネジを外すだけで、内部全てにアクセス出来るところです。
これが、、、、。
こうなるわけです。
CPUも簡単に交換できます。(しませんけどね)
ここに取り付けてある死亡寸前のHDDを取り外し、、、、。
以前、HPのNX4300をCF-IDE化したときのものを装着します。
こんな感じで、CFカードを変換ボードに装着して、、、。
この向きで取り付ければ完了です。
早速電源を入れてみます。
電源投入後、すかさず「F2キー」を押せばBIOS画面に入れます。
しっかり認識されています。
このCFカードには、以前NX4300のときにインストールした「Watt OS」が入っていますので、そのまま起動してみます。
無事に起動して、普通に使えますが、モニターに入っている縦線が結構ヒドイです。
準備が出来たところで活用法を考える
このPCF-PN31N、モニターに縦線が入るとはいえ、作業は全然普通に出来ます。見えないわけではないので、デスクトップ用途で使うことも可能です。
とはいえ、やはり「縦線」が常に目に入るのは、あまりいいものじゃないです。
そして、8GBのCFカードを使うので、容量も心許ないです。
さらに何と言っても、スペックがかなり低いです。
これらを総合的に考えたときに、もうこれしかないでしょう!
そう、「Voretxbox」で音楽サーバーです。
Vortexboxならば、
- モニター使わなくてOK(インストール時の最初だけ使えばいい)
- 低スペックでOK
- CFカードにOSだけ入れればいい(HDDじゃないことで音質的にも有利)
- Celeron M(低消費電力でシングルコアで音質的にいい)
と、逆にいいことづくめじゃないか!
あと、なんとなくですが、このパソコンの外観は、、、、。
キーボードの欠損やドライブの色が変ではあるものの、全体的にメタル調で、汚れも少なく「オーディオ向き」な気がします。
では大量の音楽データはというと、、、、。
このパソコンには、「SDカードスロット」があるではないか!
SDカード、今や物凄く安い。
ここに他のPCに大量に保存してある「音楽データ」をコピーして聞ければ最高なんじゃないか?
これで、「画面に線が入るジャンクPC」の活用法が定まりました。
次は実際に作業していきます。
続く!