ネットブック、、、。

懐かしい響きである。
2007〜2008年頃、やけに流行りましたね。

そんなネットブック、HP mini110の「OSなし」のジャンク品を中古で手に入れたので、Chromium OSをインストールして「Chromebook化」してみました。

「ネットブック」はネット回線との抱き合わせ販売でブームに

俗に言う、「1円」パソコンというやつですね。

よく「イー・モバイル」などの通信サービスとセットで「1円」で販売されてました。

新品のパソコンがタダ同然の「1円」で手に入る!ってことで、当時飛びついた人も多かったのではないでしょうか?

そんなわけで一時的にかなり流行したのですが、ネットブック自体の性能はかなり抑えられたものであり、

とりあえずネットが見られればいい

という人たちに受け入れらましたが、その後に到来する「スマホ・タブレット」時代に飲み込まれ、「あっという間」に消え去ってしまいました。

ネットブックの性能は?

ネットブックの性能は、普通のノートパソコンに比べてかなり劣るものです。

当時リリースされた多くのネットブックは、

CPU Atomシングルコア
メモリ 1ギガ

これに小容量のSSDもしくは120〜160ギガのHDDを搭載して、「Windows XP」または「Windows 7 Starter」という謎のOSをプリインストールされて販売されていました(中にはLinuxがインストールされたものもありました)。

私が中古の「OSなし」のジャンク品で手に入れたHP mini110も同じようなスペックです。

KIMG0038

KIMG0039

スペック

CPU Atom N 280 1.6GHz
メモリ 1GB PC2-5300 DDR2-SDRAM (最大1GB)
HDD 160GB

これ実は数年前にゲットしていましたが、Linuxをインストールして遊んでそのまま放置していたものです。

HP mini110にChromium OSをインストール!

これに今回、余っていたパーツを使って、

  • HDDを32ギガSSDに
  • メモリを2GBに

増設してスペックアップを図り、以前紹介した「Chromium OS」をインストールしてChromebookにしてみた訳です。

分解が必要ですが、工具を一切使わずに出来ます。

KIMG0040

ウラ面はこんな感じ。ネジがありません。

KIMG0041

バッテリーを外すとあらわれるオレンジ色のボタンを押して分解します。

分解方法はググればたくさん出てくるので割愛します。

メモリですが、最大1GBとなっていますが、 ノート用のDDR2のメモリ2GB1枚に交換すれば、 認識します。

で、あっという間に完了です。

今回も、 「Chromium OS カスタムビルド配布ページにようこそ」を利用させてもらいました。

KIMG0044

壁紙を設定しました。

通常はCtrl + F5 でスクリーンショットが撮れるのですが、今回は何故か動作せずスマホで撮影。

WIFI、タッチパッドともに普通に使えて問題はありません。

不具合は、スクリーンショットのショートカットが使えないことくらいですね。

Youtubeも見れますし、なかなか快適に蘇りました!

ただし、重いページの読み込みには時間がかかったりします。

スペックアップしても、そのへんはAtomのシングルコアですから仕方ないですね。

それでもHP mini110をChromebook化したことで、本体は小さく気軽に持ち運べるPCとして本来の「ネットブック」の用途は充分こなしてくれそうです。

家に「ネットブック」が眠っている方は、試してみてください。