Ubuntuでセキュリティソフトは果たして必要なのだろうか?
これ、結構「必要派」と「不必要派」で意見が分かれてますね。
で、実際のところどうなの?について考えてみました。
パソコンって言ったらまず「セキュリティソフト」だろ?
私も2009年頃に、Linux、Ubuntuを初めて知り、使い始めた頃に
「あれ?そういやセキュリティソフトってないの?」
と、血眼になって探しました。
今となってはWindows10や7など、OS自体のセキュリティが向上
してきていますが、その当時はまだまだWindows XPが幅を効かせていました。
XPと言ったら、ウィルスの被害にかけては天下一品でしたからね。
で、探すとUbuntuの場合、あるにはあるのですがファイルをスキャンするだけで、常駐して「リアルタイムガード」してくれるセキュリティソフトがないことにビックリしました。
その状況は今もあまり変わりません。しかし、それでも大丈夫なんです。
OSレベルでセキュリティが高い
Ubuntu、というかLinux全般に言えるのは、OSレベルでセキュリティが高いということです。
Ubuntuを使っていると分かりますが、こまめにアップデートの通知が来ます。
このアップデートをしっかりとやっていればかなり安全でしょう。
が、逆に言えばアップデートを怠っていると、ちょっと危険かもしれないです。
OSレベルでセキュリティがしっかりしているとはいえ、それはアップデートをちゃんと適用させていることが前提です。
アップデートは怠らないように!
Linuxのシェアが少ない
ウィルスを制作するものにとって、感染する媒体が少ないと金銭的にも快楽的にも旨味がありません。
ウィルスを仕掛ける側とすれば、そんな数少ないユーザーを狙っても全くつまらないでしょうね。
なのでLinux用のウィルスがほとんどない状態です。ただ、全くないわけではないので気をつけましょう。
LinuxとWindowsでは、構造が違う
要するに世の中のウィルスの大半が、Windows用のものだったんです。
Windows用のウィルスはLinuxには、ほぼ感染しません。
OSの構造が全く違うので、たとえ侵入したとしても悪さをすることが出来ません。
ただ、ファイルの受け渡しなどには気をつけないと、自分が感染していて発病はしていなくても、媒介者になってしまうことがあるので気をつけないとダメですよ。
で、結論!!
ですね。
前述のように、自分は発病してなくてもウィルスの媒介者になってしまう恐れもあるのでウィルススキャンくらいはしておきたいところです。
そこで、Ubuntuのウィルススキャンソフトとして有名なのが、
- ClamAV(コマンドラインで操作)
- ClamTk、KlamAV(GUIで操作)
これらをインストールしておけば大丈夫です。
また、商用ソフトのLinux版もあります。
- Avira
- avast!
- AVG
などがありますが、どれもWindows版と違い「リアルタイムガード」機能はありません。
まあ、2009年からUbuntuを使ってて矢吹ジョーの如く「ノーガード戦法」で壮絶な殴り合いをしてきた(あ、やましいサイトばかり巡ってきたって意味ではないです)自分としては、
- アップデートをしっかりやる。
- ファイアウォールを設定する。
これさえやっておけば大丈夫!
って、ところですね。
ちなみに「Windows」に関しては、Windows Vista以降、OSレベルでのセキュリティは向上したと言っても、ユーザー数の多さから、まだまだノーガードで打ち合いするには「危険」です。
無料のものでも充分なので、なんかしらのアンチ・ウイルスソフトは入れておいてくださいね。