Windows Vista世代のパソコンを有効活用するには、いろんな方法があります。

ウチではWindows Vista世代の富士通製のPC、FMV-FA50に「Chromium OS」を入れて、家族みんなが使える「リビングPC」として有効活用することにしました。

リビングPCとして、どんな感じで使えるのか?について見て行きましょう。

リビングPCとか何か?

「リビングPC」と一言で言っても、そこにはいろんな定義があるとは思います。

  • 共用パソコンである
  • テレビが見られる
  • ファイルを共用出来る

など、捉え方は千差万別でしょう。

ですが、ウチでは単純に、

家族みんながインターネット出来るPC

と定義してリビングPCを考えてみました。

まあ、単純に誰でも使える共用パソコンですね。

当初はお洒落なLinuxをインストールしたのだが、、、、。

最初はお洒落な「Voyager Linux」をインストールしました。

イケてるMac風LinuxはVoyager Linuxで決まり!最高にCoolなOS

Voyager Linuxは、フランス産のLinuxディストリビューションで、洒落てるクセに使い勝手も抜群に良くてかなり気に入っていました。

64bit版をインストールして、

カミさんは「Chrome」を使い、

私は「Chromium」を使っていたのですが、、、、。

夫婦ともに普段は「Chrome」を使っているので。

「Chrome」、「Chromium」ともに何故か使っていると、いきなり画面が真っ黒になる現象が出現しました。

これ、以前にも他のPCで出たことがある現象です。

おそらくパソコンのハード、特にグラフィック関係と、Linuxの相性の問題だと思われます。

ちなみに「Voyager Linux」が悪い訳ではないです。実際、同じ富士通製で、ほぼ同じようなスペックのジャンクノートのNF B70にVoyager Linuxを入れてみましたが、何の問題もなく快適に使用出来ています。

面白いことに、画面が暗くなる現象が起こるのは、「Chrome」系のブラウザであって、「Firefox」では起きないんですよね。

ブラウザのアカウントは分けて使いたいので、「Firefox」上でアカウントを切り替えて使ってもいいし、または例えば「Vivaldi」あたりをインストールして、ブラウザを分けて使うことも考えたんですが、、、、。

やっぱり普段使い慣れたブラウザの方がいいよなあ、ということでやめました。

となると「Chromium OS」の出番!

Chromium OSは、気にいっているのですが、インストール出来るパソコンが結構限られています。そのあたりが難しいところです。

これまで、普通のデスクトップPCにインストールを試みて「Chrome box化」しようとしたことは何度かあったものの、あえなく撃沈!していました。

で、いくつかのノートパソコンにインストールして分かったこと、それはChromium OSが「富士通製」のパソコンとは、かなり相性がいいということ。

今回のFMV-FA50も「富士通製」ということで、もしかしたらいけるかも?ということで、試してみると、、、、。

ビンゴ!

やっぱり起動しちゃいました!

ということで、FMV-FA50に「Chromium OS」をインストールしました。

Chromium OSのいいところは、インストールに時間がかからないところです。

軽量なLinuxも短時間でインストール出来ますが、それ以上の短時間でインストールが完了します。

そして、インストール時に「有線」でネットに繋ぐ必要もなく、WIFIがあればサクッと出来てしまう「お手軽さ」がいいんですよね。

インストール後に「更新」すれば、あっという間に「最新版」にも出来ますし。

リビングPCとしてのChromium OS

普段「Chrome」を使っているのならば、かなり使いやすい環境を作れると思います。

KIMG0363

起動後に「アカウント」を選択する画面になりますから、そこで使用者が「パスワード」を打ち込めば、Chromeでのその人の環境で起動します。

それぞれのアカウントでは、「Chrome」の環境が使えるので、例えば、、、、

  • Google Drive
  • Gmail
  • Google Keep

などのオンライン上のクラウドデータがそのまま同期されています。

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また、アカウントの切り替えは、「右下」のアカウント名をクリックしてから現れる「メニュー画面」から、「ログアウト」することで簡単に行えます。

アカウントを切り替えれば、当然上記Googleのアプリも、その人に合った環境で「即」使えますね。

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さらに、お客さんが来たときなどには、「ゲストモード」が用意されてます。

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ゲストモードは、ログアウトすれば全ての履歴が自動的に消去されるので安心して使うことが出来ますね。

あとは、「ファイル」なんですが、例えばネット上で何らかのファイルをダウンロードするときは、HDD上にダウンロードするか、それぞれのGoogleドライブ上にダウンロードするかが選べます。

本家Chrome bookとの一番の違いでもありますが、内蔵のHDD容量が大きいところです。

これに関してはインストールするPCによって違います。

共用でもいいファイルなんかは、大容量のHDD内にバンバン保存出来るのが嬉しいですね。

ただし、問題もあるにはあります。

Screenshot 2016-07-11 at 18.57.34

Youtubeなんですが、このように動画が見られないことが良くあります。

全部ではありませんが、「見られる」ものと「見られない」ものがあるんですよね。

なんとなく、「海外」の動画が見られないことが多い気がします。

まとめ

多少の問題(Youtubeの閲覧)はあるにしろ、リビングPCとして使うには、かなりいいです。

  • 完全にアカウントを切り替えて使える
  • ゲストモードもある
  • 起動やシャットダウンが爆速

などなど。

リビングPCとして使うにはメリットが多々ありますね。

また、Chromium OSは、本格的に使おうと思えば、問題なく使い倒せるポテンシャルも持っているので、使い方次第で無くてはならないほど便利な存在になります。

余ったVista世代のパソコンの再活用に「Chromium OSでリビングPC」はおすすめですよ。