Ubuntuで市販のものやレンタルしたDVDを再生するにはどうすればいいか?
物凄く簡単なんです。
簡単すぎて記事にすると数行で終わっちゃうくらい。それじゃ味気ないので説明します。
確実にDVDを再生出来るようにする方法
さて前回、「Ubuntu14.04をインストールしたら最初にやるべき設定」の記事で、「Ubuntu restricted extras」をインストールしました。
実はこれだけで、ある程度のDVDは再生出来てしまうんです。例えば海外製のDVDなどは再生出来ます。
ただ、これだけだと日本製のDVD〜例えばレンタルしたもの〜は、再生出来ない場合が多いです。
なので、ひと手間付け加えます。
そのひと手間って一体何??
非常に簡単です。
軽量UbuntuのBasix2.1での例です。
左下メニュー付近にある、黒いモニターのアイコンをクリックします。
このソフトは、「端末」や「ターミナル」と呼ばれるもので、いわゆる「コマンド」を打ち込んで、パソコンに指示を出すものです。
なんだか難しそうですが、コマンドの意味は分からなくても大丈夫です。
とにかく端末を起動すると、
こんな画面が開きます。
表示されている$マークの後にカーソルが点滅していますね。
ここに
sudo /usr/share/doc/libdvdread4/install-css.sh
と入力してEnterキーを押してください。面倒ならコピペでオッケーです。
たったこれだけです。
これでUbuntuをインストールしたパソコンで、レンタルしたDVDも見ることが出来るようになります。
ところでどのソフトでDVDを再生するの?
今回の例のように、軽量UbuntuのBasixなどではユーザーが自分で好きなアプリをインストールするために初期状態でソフトがあまり入っていません。
UbuntuでのDVD再生ソフトの有名どころで、
- 「VLC」
- 「Videos」
あたりを「Ubuntuソフトウェアセンター」からインストールしておけば問題ないです。
市販のDVD再生のまとめ
Ubuntuでの市販のDVD再生への手順をまとめますと、
- Ubuntu restricted extrasをインストール
- 端末でsudo /usr/share/doc/libdvdread4/install-css.shを入力してEnter。
以上です。
あとは、必要に応じて動画プレイヤーソフトをインストールしてくださいね。
さらに追記!
Ubuntu16.04でDVDを再生するには、場合によってはそのまま再生出来ることもあったのですが、やっぱり不安定です。
なので、ここはキチンと設定しておきましょう。
やり方は以下です。
1.「Ubuntu restricted extras」のインストール
2.「sudo apt-get update」などで、OSを最新の状態にしておく こと
が条件です。
最新状態にしておかないと、途中で失敗しましたので。
まず、「端末(ターミナル)」を開き、
sudo apt install libdvd-pkg
と、コマンドを打ち込みます。
すると、
こんな画面が表示されるので「了解」でリターンキーを押します。
続いて、
この画面になるので、「はい」でリターンキーです。
そして続いてはこちらのコマンド、
sudo dpkg-reconfigure libdvd-pkg
を打ち込みます。
すると、
この画面になるので、「はい」を選んでリターンキーでソフトウェアがインストールされます。
この後、一度再起動しておきましょう。
これで大丈夫です。
VLCで無事にDVDが再生されました!
これで「UbuntuでDVD再生」は完璧ですね。