古いノートパソコンをVortexboxで音楽サーバーとして音楽専用PC化して活用しようと奮闘した今回の企画。

次から次へと立ちはだかる問題に、思うようにことが進まず、かなりの苦戦を強いられる結果となってしまっていました。

「このまま引き下がるわけにはいかない。」

湧き上がる「ジャンクPC復活魂」に火がついた私は、ついに反撃の狼煙をあげたのです。

これまでの経過を整理しよう

久しぶりの更新になってしまいましたが、次々と襲いかかる問題にただ呆然と立ち尽くしていた訳ではありません。

ずーっと格闘していたんです、「Vortexbox」と。

果たして「表題の件が需要があるのかどうか?」はさておき、どうしても中途半端感が否めない、今回の「古いパソコンをVortexboxで活用」を実用的に昇華したいと思ったんですね。

で、とりあえずこれまでの経過を整理したいと思います。

前回の記事はこちら↓

オンボロPCをVortexboxで再生!音楽専用PC化その3地獄攻略編

まず、モニターに線が入ってしまっているオンボロノートパソコンの日立 Prius Note PCF-PN31N スペックです。

CPU Celeron M 1.5GHz 
メモリ DDR 1GB 
HDD20GB

この死亡寸前の内蔵HDD8GBのCFカードに変更して、

  • 少電力化
  • 少発熱化

して、さらにモニターをほとんど使わない方法として、「Vortexbox」を採用して音楽サーバーに仕立てようと思ったワケです。

Vortexboxについてはこちら↓

Vortexboxで音楽サーバーを!古いパソコン・スマホの究極の活用法

Vortexboxは、現在までたくさんのバージョンがリリースされていますが、現在 公式サイトからダウンロード出来る基本のバージョンは、

  • Vortexbox 2.5 (Beta版のみ・記事執筆当時は無かったので未検証)
  • Vortexbox 2.4 (64bitのみ対応)
  • Vortexbox 2.3 (一個前のバージョン)
  • Vortexbox 2.2 (さらにその前のバージョン)

の4つだけです。

それぞれをインストールしてみた結果は、、、、。

それぞれのインストール結果は?

それぞれのバージョンの通常の方法によるインストール結果はというと、、、。

2.4 → インストール成功! (しかし起動せず)

64bitのみという事実を知らずにインストールを始めたが何故か成功しました。 とはいえ、インストール後に「64bit only」みたいな表示が出て起動せず。当然ですね。

残すは2.3と2.2なんですが、どちらも通常のフルインストールに関してはダメ。

容量が足りないぞ!

と怒られ、インストールが途中で終了してしまいます。

と、ここでそれぞれ別のインストール方法で試してみることにしました。

まずは2.3。

KIMG0542

この下の方にある、

Small 2GB+ install (flash , ssd , VM , etc.)

こっちを選んでインストールを開始してみました。

結果、最後までインストールが完了するものの、再起動後には、起動出来ませんでした。

さらに言うと、2.3でインストールが最後までいくと、ただ起動しないだけでなく、そのインストールされたCFカードを挿している状態だと、BIOSまで起動しなくなるという恐ろしい状態に。 これを解除するには、CFカードを一旦外してから他のパソコンにつなぎ、「GParted」などのソフトでパーティション削除。それでも全部は消せません。消せるところだけ消して、再び元のパソコンに装着して起動すれば、BIOSは起動するようになるので、今度は先ほどの公式サイトからダウンロードした「Vortexbox2.3 ricovery ISO」を焼いたCD-Rから起動すれば、ようやく消去出来るという地獄のような状態に陥ります。

続いて2.2

KIMG0516

2.3と同様に

Install Vortexbox on VMware or <30GB hard disk

こっちを選んでインストールすると、、、、。

見事に成功しました!

これでイケル!と喜んだのもつかの間でした、、、、。

8GBのCFカードにインストールする特殊性がアダに?!

結果は前回の記事の最後に追記したとおりです。

確かに普通に使えて、音も出ました。

しかし次回起動したときには、「Squeezebox server」にプレイヤーが認識されずに再生しても音が出ません。

いや、たまに認識されて音が出るときもあるのですが、まず不安定でこれではとても常用出来ませんでした。

Vortexboxは、Squeezebox serverというサーバーを介して音を出す仕組みのようですが、そこに使われるプレイヤーソフトが各バージョンで名称が違います。

  • 2.0の頃は「Vortexbox player」
  • 2.2は「Softsqueeze」
  • 2.3は「Squeezelite」

など、結構違うので、これは2.2特有のバグなのか?

と、最初は思っていました。

でも、なんか腑に落ちなかったんですよね。

というのも、私が普段メインで使っているVortexboxのバージョンは2.0で、省スペースなデスクトップの「CE40Y9」。

そしてもう一台。

このブログでVortexboxを紹介するために新規に2.3をインストールしたD945GCLF2マザーな自作デスクトップ機。

どちらも何の問題もなくインストールして普通に使えています。

このどちらにも共通しているのが、大容量なHDDを搭載して通常のフルインストールをしていること。

となると、これまでの結果も加味した上で、湧いてくる疑問としては、、、、。

少なくとも30GB以上のストレージを用意してフルインストールならばイケルんじゃないか?

ということです。

要するに30GB以下のストレージだと、2.2、2.3それぞれ別のインストール方法が用意されているということは、通常の使用に本来必要なソフトウェアがカットされていて、そのカットされた中に「Squeezebox server」のプレイヤーが含まれているのではないか?ということです。

それだと、必要なときだけサーバーにプレイヤーを要求しにいくも、上手く連携がとれずに認識出来ないことも納得がいきます。

上手くいったときだけ認識して音が出る、ということなんじゃないか?と。

次回完全決着!

ひょんなことから、存在を忘れていたオンボロPCが手元に戻ってきて、それを軽い気持ちで「Vortexbox」で復活すりゃいいじゃんか!

と、思ったことから出口の見えない泥沼化した戦いに突入した今回のオンボロPC復活作戦。

冒頭にも言いましたが、

果たして需要があるのだろうか?

と思いつつも、ここまで来たからには引き返せません。

トライ&エラーの繰り返しで、だんだん知識も増えてきた私。

次回はついに完全勝利を目指します。

続く!