今、絶賛流行中のPCオーディオ。
もっと手軽に始めるなら、Androidで始めてみないかい?
ということで、PCオーディオ必須アイテムの「USB-DAC」をAndroid X86の進化系、Remix OSに繋いで音楽を再生してみましたよ。
AndroidのUSBオーディオ対応状況
まず、Androidの「USBオーディオ」の対応状況についてですが、「Android5.0」以上で正式に対応が開始されています。
以前のAndroidでは、USB-DACなどに繋いでも「音」が出力されませんでした(一部機種のみ対応)が、ようやくAndroid5.0以降で正式に対応になったワケです。
とはいえ、AndroidはモバイルOSですね。
ハードの進化はしているものの、モバイルなので、端末の容量も少ないし、多くの音楽を入れるにはあまり向いていません。
そこで、Androidをパソコンにインストール出来るOS、「Android X86」の進化版、「Remix OS」の出番です。
Remix OSはAndroidバージョン5.1
Remix OSについてはこちら。
Android X86進化系Remix OSでのスクショの取得や使い勝手を検証
Remix OSのAndroidのバージョンは5.1。
ということで、「USBオーディオ」に標準で対応しています。
とはいえ、実際に繋いでみて、「音」を出してみないことには、真意のほどは分かりませんね。
なので、実際に繋いでみました。
まずはこちら。
Maxellの「VC-24」というUSB接続の安価なヘッドフォンです。
安価ながら、なかなかいい音がするので、何年も気に入って使っている一品です。
こちらを繋いでみましたが、画面上には何の変化も見られません。
「あれ?やっぱり使えないのかな?」
なんて思いつつ、「Amazonミュージック」アプリを起動してみると、、、、。
おお!
キチンと再生されとりますわ!!
しかも使いやすいことに、「音量調整」は右下の通常の「音量調整」アイコンとしっかり連動されています。
当たり前?
いやあ、確かにそうかもしれないですが、Windowsなどの商用OSではないOSを使う場合、こういうことが意外と難しかったりするときもあるので、ここはスゴイと思いました。
ちなみに「VC-24」側の音量調整ボタンもキッチリ動きます。
ここで音量を上げたりすると、、、、。
画面にこんな表示もしっかりと出ますよ。
それでは「USB-DAC」や「USB-DDC」ではどう?
「VC-24」は全く問題なかったのに気を良くして、続いて試したのはこちら。
BEHRINGER UCA202です。
こちらも非常に安価ながら、気に入って長く使っている一品です。
こちらもRemix OSにパイルダーオン!
こんな感じです。
BEHRINGER UCA202を経由して繋いでいるのは、ジャンク品で買った1bitデジタルコンポの「SD-CX10」です。(スピーカーは変えています。)
早速再生です。
う〜ん、いい音!
全く問題ないです。
Youtubeでも全く問題ありませんでした。
さらにこんなアプリでも試しました。
いいです。インターネットラジオはPCオーディオと相性いいですね。
音質がいいので、部屋がシャレオツなカフェになった気分がシマス。
豊富なアプリを使えるAndroid
Androidのいいところは、その豊富なアプリを惜しみなくつかえるところ。
Remix OSも同じで、全く問題なく使えます。
「Player」アプリだけでも星の数とはいかないまでも、無茶苦茶たくさんありますからね。
音質に特化したもの、見た目にこだわったもの、なんでもあります。
さらにRemix OSは、パソコンにインストールすることで大画面を活かした使い方も出来ます。
要は「動画配信アプリ」ですね。
YoutubeやNetflix、Amazonビデオなんかだと、いい音で迫力ある動画を楽しめます。
プリズン・ブレイクです。Amazonビデオで見れれます。
また、Remix OSはパソコンにインストールして使うので、(インストールするパソコンのHDDの容量によりますが)その豊富な容量を生かして、アプリ、音楽、動画などをバンバンダウンロードして使うことが出来るのも大きな強みですね。
まとめ
「PCオーディオ」として、音質を求めるなら、確かに
Ubuntu Studio 14.04にPCオーディオ版?!を発見!!試してみた
Vortexboxで音楽サーバーを!古いパソコン・スマホの究極の活用法
これらの方が、より「音質的に」カスタマイズされているので、優れています。
私も本格的に「PCオーディオ」を楽しむなら、Ubuntu StudioやVortexboxの方がオススメです。
ですが、「より手軽に」、「動画も楽しむ」というならば、Androidで「PCオーディオ」は豊富な「アプリ」を駆使していろいろ楽しめるので、かなり面白いと思いました。。
まだまだいろんな使い方が出来そうな気がします。
Remix OSという「Android」と「パソコン」という組み合わせ、かなり面白い存在なので、家にWindows Vista世代の余ったパソコンがある人はぜひ試してみてください。