格安SIMに移行するなら、そのメリットとデメリットをよく知っておきたいところです。

なにも知らないで「安い」からと移行してしまって、「あれ?」「こんなはずじゃなかった」なんて後悔しても遅いですからね。

今回は「3大キャリア」から「格安SIM」に移行する場合に知っておきたい「メリット」について考えてみましょう。

格安SIMに移行するメリット1

月々の価格が大幅に下がる

まずは何と言ってもこれですね!

言ってしまえば、これ以上でもこれ以下でもない理由でしょう。

月々の支払い料を大幅に下げることが出来る。だから「格安SIM」に移行する。

まさにこれが一番の理由であり、「メリット」でもあるワケです。

では、実際にどれだけ「価格」を下げることが出来るのかを見てみましょう。

【私の場合】
私がいわゆる3大キャリアから、格安SIMに移行した場合をみてください。

格安SIMに移行したのは2013年なので、今(2016年)とは料金体系が多少変わっているので、参考まで。ただ、それほど今と変わらないので指針にはなると思います。

〜2013年まで
ドコモで普通に何も考えずに「スマホ」を契約していた。

データ通信定額7GBのプランで(それしか無かった)、月に通話料合わせて1万円弱

3GBプランがドコモから登場したので、それに変えても月に8千円以上は掛かっていた。

スマホで簡易的に「月のデータ通信量」を見ることが出来る機能に気づき、見てみたところ「月に300MB」くらいしか使っていないことに気づく。
当時は「LINE」が流行り始めて自分も結構使っていたのに関わらずである。
(当時はそれ以外にあまりスマホを使っていなかったのもある。ちょっと異常な数字

バカバカしくなり、スマホの料金を真剣に考え始める。

2013
「auにかえる割」が登場し、調べてみると「MNP」して、データプランを解約すれば「月々3円ケータイ」を作れることが分かり、メインのドコモを解約してauに変更。

現在は、この3円ケータイは出来ません。

MNP「一括0円」でHTL21というHTCのスマホを0円でゲットし、月々3円ケータイとして運用開始。
(2年間は3円で、たまにこちらから掛けても月に数百円から千円以内で収まっていた)

データ通信用に「DTI SIM」の490円のワンコインSIMを契約し、ドコモと解約して使わなくなった機種で運用開始。
(メールやLINEしか使わないので充分だった。LINEの認証は3円ケータイで認証。)

この時点で、「3円ケータイ」が月々多くても千円。DTIが定額490円。
合わせても、多く見積もっても月々1500円。(実際は1000円いかないときがほとんど)

大幅に月の支払を減らすことに成功。

2013〜
格安SIMの面白さに気づき、よせばいいのに、他の「IIJmio」や「OCN」とも契約。

余ったスマホに挿していろいろ試すようになる。

ある程度試しては解約して(縛りがないから気軽に試せる)、いろいろ実験してみる。
他に「excite SIM」も試す。

そうこうしているうちに、「3円ケータイ」の縛り、2年間が迫ってきたので、取り敢えず格安SIMの契約を減らし、どうするか?を考える。

2015〜
「3円ケータイ」期限が来たので、どうするかを考えたときに、

  • auの電波網は自分が住んでいる地域はかなり良好。
  • HTL21が気に入っていたので、今後も使いたかった。
  • 2年の間に「格安SIM」が大幅に進化し、音声プランも登場し、MNPにも対応した。

以上のことから、au系の格安SIMの「mineo」にすることを決定。

au回線からmineoにMNPをして現在にいたる。

mineoでは、とりあえず1GBプランで1年間使ってきたが、高速通信を気軽に「ON,OFF」出来るアプリ「mineoスイッチ」のおかげで特に不満を感じなかったが、もうそろそろ常に高速通信ONにしてもいいかなあ、ということで7月から「3GB」に変更済み(たった100円しか違わない)。

私の場合、自分からの通話というのは、たまに会社に事務連絡をごく短い通話時間でするだけであるし、その通話もmineo付属の「LaLa Call」を使えばかなり安い(3分で8円)。

そんな感じで、参考までに2016年5月分のmineoの明細は、「1,543円」でした。

総評
自分の場合、かなり異色な「3大キャリア」から「格安SIM」への移行の経緯をたどっているので、参考程度に考えて貰えばいいと思います。

自分は、間に「DTI SIM」の高速通信がないデータ通信でやっていた時期があり、それに慣れていたおけがで、現在のmineoでの生活は「快適そのもの」です。

それでいて月に2000円もいかないんですから、本当に「いい時代」になったなあと思います。

格安SIMに移行するメリット2

2年間の縛りが基本的にない(あっても少ない)

「3大キャリア」の場合、2年間の継続利用が条件(俗に言う2年縛り)で、各プランが大幅に割引されています。

2年間の継続利用がないと、ハッキリ言って無茶苦茶高い契約になるので、2年縛りのない契約を結んでいる人って、ほぼいないと思います。

で、この2年縛りは、途中で解約すると、一律9500円の「違約金」を課せられます。

1年11ヶ月の時点だろうが、問答無用で「9500円」です。

さらに、未だに勘違いしている人も多いのですが、

2年経ったら、いつやめても違約金は発生しない、というものではなく、

2年経ったら、引き続き「2年間の継続利用」の契約がスタートするんです。

ということは、例えば2年3ヶ月目で解約しようとしたら、問答無用で「9500円」の違約金を課せられます。

これって、ちょっと利用者にやさしいとは思えませんよね。

その点、格安SIMは違います。

これも格安SIMのメーカーによって多少の違いはありますが、

  • データSIMは基本的に縛りがない。(あっても1ヶ月)
  • 音声通話付きSIMに関しては、「最低利用期間」といって1年間以内に解約する場合は、「9500円」ほどの違約金が発生するものの、そのあとは「いつ解約しても」違約金は発生しない。

といった感じで、どこの格安SIMのメーカーも、おおむね統一されています。

一部違うメーカーもありますので、そのあたりは要確認!

格安SIMの方が、断然消費者のことを考えていると思いませんか?

ハッキリ言って「3大キャリア」の「2年縛り」はあまりにも「えげつない」と思います。

まとめ

以上、「格安SIM」に移行した場合の「メリット」について挙げてみました。

「月々の費用」と「違約金」が主で、「格安」と言われるだけあり、「価格面」でのメリットが相当ある、ということが分かったのではないかな、と思います。

もちろん、メリットばかりではありません。

次の記事では、「格安SIM」に移行するにあたり、考えられる「デメリット」について見て行きましょう。