今やAndroidは、スマートフォンの世界シェアNo.1に登りつめましたが、日本でそのAndroidスマホの最初のヒット作として、世に定着させたのが「初代Xperia(SO-01b)」と言っていいでしょう。
その初代Xperia(root化済み)のスペックを最新のXperiaと比較して、さらに起動してみました。
いやあ時代の流れを感じます。
初代Xperia登場!
初代Xperiaが日本に登場したのは、2010年4月1日でした。
当時の日本は、いわゆる「ガラパゴス・ケータイ」などと揶揄されたガラケー天国でしたね。
そこへ、2008年に登場した「iPhone」のブームによって、少しづつ日本でも「ガラケー」から「スマホ」へ興味がいきつつある時代だったワケです。
先行するiPhoneへ対抗するべく、Googleも日本初のAndroid OS搭載のHTC製スマホ「HT-03A」をドコモから2009年に登場させていましたが、ヒットとはいかず、Appleの後塵を拝すカタチだったんです。
そんなときに「これでiPhoneに対抗できる」として、SONYから満を持して登場したのがこの「初代Xperia(SO-01b)」でした。
当時の私は、パソコンやケータイ、スマホには全くと言っていいほど「興味がない」人間だったのですが、丁度、もう何年も使っていた古いガラケーがボロボロになってきていました。
機種変しようとショップに行くと、最新のガラケーが無茶苦茶高い!!
ふと横に目をやると、まだあまり人々が「スマートフォン」に興味がいってなかったのか、この初代Xperiaが非常に安い値段で機種変出来たんですよね。
ケータイなんて何でも良かった私は、「じゃ、これにします。」などと抜かして、深く考えずに、かなり早い段階で「スマートフォン」にしたんです。
いやあ、当初はかなり戸惑ったものです。
- 電話の出方が分からない
- バッテリーが全然持たない
など、結構な苦労を味わいつつスマホにしたことだけは早かった私は、
「スマートフォン時代の夜明けぜよ。」
とかなんとか考えて、いろいろとガマンして使っていましたね。
でも、実際のところ確かにそうなったわけだし、その「スマートフォン時代の夜明け」なるものに、大きく貢献したこの「初代Xperia(SO-01b)」は、やっぱり名機だったんだなと思います。
保管していた「初代Xperia(SO-01b)」が出てきたよ
そんな「初代Xperia(SO-01b)」ですが、この間、引き出しの整理をしていたら出てきた(すっかり忘れてた)ので、晒してみます。
なんと、箱付きで保管してましたよ!
箱の中身、付属品などは使ってないので当時のままです。
こんな付属のイヤホン(中国製)が未開封のまま入ってました。
Sony Ericssonのロゴマークがイカす!
なんでしょうね。今見てもデザインはかなりカッコイイじゃないですか?
多少の傷や保護シートの剥がれはあるものの、比較的キレイですね。
充電してみたので、起動してみましょう。
おお!懐かしい!この「Sony Ericsson」の文字がいいです。
起動した画面はこんな感じ。
まあ、動作はモッサリですが、普通に動きますね。
本来、この「初代Xperia(SO-01b)」は、Androidのバージョンについては登場時「1.6」でその後のアップデートで「2.1」になったものの、結局2.1止まりでした。
私のこの「初代Xperia(SO-01b)」は、2年間使用した後に、次の端末に機種変してからは、遊びで「root化」などをしてるので、バージョンは「Android2.3」になっています。
その後も、ネット上では「Android4.0」や「Android4.4」にした!なんて情報もあるみたいですが、私はそこまで詳しくないので、2.3止まりです。
最後に「現行」のXperia Xとのスペック比較
間もなく最新の「Xperia XZ」がリリースされるようですが、取り敢えず「現行」モデルの「Xperia X」と、「初代Xperia(SO-01b)」のスペックを比較してみようと思います。
比較してどーすんの?!
という感じですが、まあ時代の流れでも感じてください。
Xperia X
重量 165g
ディスプレイ 5.0インチ Full HD(1080×1920)
OS Android6.0
CPU MSM8996 2.2Ghz+1.6Ghz クアッドコア
RAM 3GB
ROM 32GB
バッテリー容量 2570mAh
カメラ アウトカメラ CMOS/約 2300万画素 インカメラ CMOS/約 1320万画素
無線LAN a/b/g/n/ac対応
モバイル通信 PREMIUM 4G、Xi、3G対応
フルセグ搭載
初代Xperia
重量 139g
ディスプレイ 4.0インチ フルワイドVGA(480×854)
OS Android1.6(のちに2.1にアップデート)
CPU QSD8250 1Ghz シングルコア
RAM 384MB
ROM 1GB
バッテリー容量 1500mAh
カメラ アウトカメラのみ CMOS/約 810万画素
無線LAN b/g対応
モバイル通信 3Gのみ
ワンセグ等なし
まあ、当然ですが、かなりの差を感じますね。
それにしても、「RAM」と「ROM」の違いがスゴイ!
何ですか?RAMが384MBにROMが1GBって。こんなのすぐにパンクしちゃいますね。
まとめ
スペックだけを見ると、さすがに「時の流れ」を感じますが、端末自体のデザインは、今見ても十分カッコイイと思います。
また中身の方も、その後に出た国産のAndroidスマホの出来があまりにも悪くて、日本国内でのAppleのiPhoneやサムスンのGalaxyシリーズの躍進を許す中、「唯一使える国産スマホはSONYのXperia」という認識が出来上がった気がします。
その後、国産スマホも汚名返上とばかりに安定していきましたが、相変わらずのXperia人気を見ると、今でも当時の影響が少しはあるのかもしれません。
初代Xperiaは、やっぱり今でも記憶に残る「名機」でしたね。