ネットブック。ああネットブック、、、、。
今から数年前にヒットを記録したものの、その後に登場したスマホやタブレットにとって変わられ、あっという間に存在を忘れられた不遇の存在。
そんなネットブックをLinux、特に「Vortexbox」を導入して、PCオーディオとして華麗にそして低スペックでもストレスなく復活してみよう!
ウチにも2台のネットブックが、、、、。
ネットブックは2007年頃に登場して、爆発的に流行りましたね。
- 持ち運びしやすい小さいサイズ
- スペックは控えめ
- ATOMなどの省電力CPUを採用
という基本的なコンセプトに、「Webカメラ」や「WIFI」や「Bluetooth」などの機器を搭載して、モバイルでの使用を主に考えられ、さらに低価格、モバイル通信機器との抱合せ販売が功を奏して、かなりのヒットを飛ばしました。
言わば、その後に訪れるスマホ・タブレットなどのモバイル新時代の黎明期に登場した「元祖」みたいなもんですね。
私は、当時は飛びつきませんでしたが、数年後に「ジャンク品のOSなし」をのものを2台購入しました。まあ、遊んでみたかったんですよね。
それがこちらです。
上 Acer Aspire One D250
CPU Atom N280 1.66GHz/1コア
メモリ 1GB
HDD 100GB
下 HP Mini 110
CPU Atom N280 1.66 GHz/1コア
メモリ 1GB
HDD 160GB
購入した当時は「Lubuntu」などの低スペックでもサクサク動くOSをインストールして、結構快適に使えて満足してました。
特に下の「HP Mini 110」の方は、バッテリーが生きているのもあって、その後も「Android X86」を入れたり、HDDを32GBのSSDに、メモリを2GBにして「Chromium OS」を入れたりして、
ネットブックHP mini110の「OSなし」を中古でゲット!Chromebook化する
こんな感じで最近まで遊んでいました。
低スペックでも「軽いOS」を入れることでサクサク使えて、それなりに満足していたんですが、、、。
結局「ブラウザ」がネックになる
この世代のネットブックともなれば、
-
CPUはAtomのシングルコア
-
メモリは基本的に1GBがMAX
といった感じです。
こうした「低スペック」なパソコンでも、軽量なOSを使うことで、動作はサクサクになります。
が、しかし!
結局のところ、「ブラウザ」がネックになることがわかってきました。
「Chrome」や「Firefox」など、メインで使える「ブラウザ」をこれらの「低スペック」なパソコンで使うとなると、シングルコアや1GBメモリだとキツくなってきています。
Youtubeなどの動画視聴や、高画質な画像を多く使うサイトが中心になってきた「肥大化した」今のインターネットの世界を満喫するには、上記のようなスペックだと、ハッキリ言ってキツイんです。
かと言って、こちらの記事で紹介しているような軽量なブラウザだとサクサク度は増しますが、レイアウトが崩れたり、Youtubeがそのままでは見られなかったりで、どうもしっくりこないんですよね。
結局のところ、こうした「低スペックなパソコン」を普通に使うのって、「我慢して使っている感」が結構ありますよ、ってことなんです。
となれば、こうした低スペックなパソコンは、「普通に使う」のではなく、その特性を活かして「何かに特化」して使う方が幸せになれる、と考えました。
ならばやっぱり「PCオーディオ」でしょ?
またそのネタですか?
と思うかもしれませんが、そういうことです。
特にネットブックの場合、
- 小さい
- 省電力なAtom搭載
- 機種によってはSSD
こうした特性が、そのまま「PCオーディオ」としては、逆にメリットなんではないか?と。
で、LinuxでPCオーディオといえば、やっぱり「Ubuntu Studio」が有名だし、筆頭にあがりますが、上記スペックではUbuntu Studioも動作が厳しいんですよね。
こうなると、最も向いているのは「Vortexbox」ですよ。
Vortexboxで古いパソコン再生!便利な使い方も可能なPCオーディオ専用OS
またそれか!と思うかもしれませんが、「低スペック」なパソコンでもストレスなく使えて、さらに高音質で、便利になる使い方、という観点から「Vortexbox」でPCオーディオは、かなりオススメなんですよ。
「我慢して使う」
というのが皆無で、低スペックでも幸せになれるんですから。
ということで、次回は実際にインストールしてみたいと思います。
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