世の中のパソコンというものは、ほぼWindowsです。
最近では、Macを使う人も増えてきました。

そんな中、ほとんどの人がその存在自体「知らない」LinuxというOSを使う理由ってなんでしょう?

そのあたりについて考えてみました。

「パソコン」=「Windows」という図式

普通「パソコン」と言えば、それは「Windows」のことを意味します。

日常会話で

「ウチのパソコンの調子がさあ、、、。」

とか

「パソコンでやってみたらさあ、、、」

などと言えば、それは大抵「Windows」でのことを言っていますよね。

なんといっても、世の中のOSのシェアの90%以上が「Windows」なのですから、当然といえば当然です。

また、圧倒的なシェア数を誇っていることが、対応するハードウェアやソフトウェアの多さにつながっています。

「パソコン用〜」とかって製品は、ほぼ「Windows用〜」といって差し支えないし、Windowsで使えないものってほとんど皆無でしょう。

あるとすれば「Mac専用」くらいでしょうか。

Macノートでスタバでドヤリング

一方、Macはというと、、、、。

やはり「かっこいい」というブランド力があり、そこが大きな強みです。

もともとデザイナーや写真家など、「クリエイティブ」な層からこだわりを持って愛されてきたことから見ても分かるように、そのユーザーインターフェースやハードウェアのデザインは、Appleという会社が一貫して「創りあげている」のであり、そのこだわりはもはや「思想」とも言える領域に達しています。

パソコンの世界では、もともと少数派であるが故に、

Macを使っている=こだわりを持っている

的な眼差しで見られていました。

というか、実際、昔からホントにデザイナーなどのクリエイターな人たちは、こぞってMacを使っていましたね。

しかし、最近ではMac自体が、かなり人気が出てきたのと、クリエイターな人たちが昔に比べて増えたのも相まって、Macを使っている人たちが本当に増えました。

余談ですが、この間スタバに行ったんですが、そこでMacを使っている人たちの多いこと!

10人中9人がMacノートで、ドヤリングしてました。

OSのシェア数で言えば、Windows約90%、Mac約8%弱、という中で、このスタバでのMacの利用者数の多さは、もはや異常ともいえる「Mac率の高さ」ですね。 スタバではなく、マックで言い換えてもほぼ同じでしょう。

で、Linuxである

その存在自体が知られていないほどマイナーな存在であるLinux。

OSのシェア数で言えば、Windows約90%、Mac約8%弱であるところに対し、

Linuxのシェア数「約1.8%

です。

単純にパソコンを使っている人が100人いて、そのうちLinuxを使っている人って2人もいないぐらいしか普及していません。

これって世界での平均の普及率なんで、日本国内で言えば、もっと少ないと思います。

逆にApple好きが多い日本では、Macは約8%と言われてますが、もっと多いと思われます。

Linuxという言葉自体を知らない、初めて聞いたという人がほとんどだと思います。

ましてや、そのうちの1ディストリビューションでしかない、Ubuntuと言っても通用しない場合がほとんどです。

実際、職場でパソコンの話になって、私が「Ubuntuってのがあってだな」と言うと、「え??」と聞き返されます。その確率ほぼ10割。

そんなマイナーなOS使う意味は?

意味?そんなもんないよ。

で終わりです。

いや、実際そうなんです。

OSなんて、本人が使いやすいものを使えばそれでいいと思います。

普及率が高く、困ったことがあればメーカーがサポートしてくれるOSであるWindowsを使ってれば、パソコンに詳しくなくても何とかなるだろうし、問題はないです。

何よりみんなが使っているという「安心感」があります。

これってデカイです。

Appleが創りあげた「思想」に共感し、唯一無二のソフトが使いたければ、いや使わなければならないなら、Mac一択でしょう。

「高い」と言われる値段だって、性能などを考えれば安いと思います。
一昔前のパソコンなんてもっと高かったし、Macの方が安かったですね。

強力なコマンドで一瞬で作業を終える快感を味わいたいならLinuxを使えばいいです。

そこがLinuxのメリットでもありますからね。

ただ、私はコマンドなんて、ほとんど知りません。

では何故Linuxを使うのか?

強いてあげるなら「楽しいから」と「便利だから」。

私が思う、Linuxの最大のメリットは、既存のパソコンのほとんどにインストール出来て、そのパソコンを再活用出来ることです。

さらにセキュリティサポートがついて「無料」である。

特にUbuntuなら、ハードウェアのほとんどを自動で認識し、コマンドなど知らなくても使いこなせるデスクトップ環境が手に入るワケです。

そして、その使い勝手たるや、「Windowsいらないんじゃないの?」と思えるほど高機能です。

OSを一つに絞らずに「選択肢」に入れる

普段WindowsやMacを使っている人も、選択肢の中に「Linux」を入れてみては?

Windowsじゃなきゃ、、、、。Macじゃなきゃ、、、、。

ということも当然あると思います。

でも、そういったもの以外のことって、Linuxでも充分出来ることばかりです。

また、これまで所有した使ってないパソコンに、新しい命を吹込み、「〜専用パソコン」として再生出来るのも、Linuxの最大の強みです。

〜専用パソコン」っていろんなパターンで使うことが可能です。

  • 「オレ専用」、「子供専用」、「カミさん専用」、「リビング専用」や

  • 「オーディオ専用」、「マルチマディア専用」、「リッピング専用」、「ブログ専用」などなど。

アイデア次第で活用しまくれるし、全て「無料」で出来ますから。

サブ機としてLinuxを活用してみるのは、楽しいしオススメです。

私のように、サブ機からメイン機に昇格するのも、それはそれで楽しいもんです。