無料で使えるLinuxのOSの種類(ディストリビューション)には、どんなOSがあるのか?
有名どころを紹介していきます。
Windows代わりに普通に使える!デスクトップ用途に最適ディストリビューション
Ubuntu
まずは何と言っても「Ubuntu」です。かなり変わった名前ですね。読み方はウブントゥ。
南アフリカのズールー語で、「他者への思いやり」という意味です。
このUbuntuが、現在のLinuxを牽引していると言っても過言がない
くらい、メジャーなOSです。
対応するハードウェア、使えるアプリの多さは群を抜いていて、さらに高機能なデスクトップ環境が用意され、初心者でもWindowsと遜色なく使いこなすことが出来るでしょう。
ディストリビューションに迷ったら、Ubuntuを入れておけば間違いはないです。
また、Ubuntuからさらに派生したディストリビューションも多く、それらは基本的にはUbuntuであるため、「Ubuntu系」などと呼ばれています。
Ubuntu系は、数が多いので別記事にまとめています。
「本家Ubuntu」や「Ubuntu系」のいいところは、ユーザー数が多く、分からないことがあっても、ネット上に解決策が示されていることが多いので、本当に困ることが少ないところです。
ただし、「本家Ubuntu」は、ほぼ最新のパソコンに合わせて作られているので、メモリ使用量が高く、古いパソコンでは動作は厳しいです。
Fedora
Ubuntuと同様に高機能を売りにした重量級ディストリビューション。
かつてはUbuntuと人気を2分していたが、最近は少しおとなしい?
高機能なだけに、パソコン自体が新しくてメモリに余裕があれば、使いやすいでしょう。
Vine linux
日本人による、日本人のためのディストリビューション。
さすがに日本人が作っているだけに、日本語環境については、抜群の使いやすさです。日本語フォントにもこだわってます。
動作も軽く、使いやすいディストリビューションです。
使えるソフトがUbuntuなどと比べ、少ないのが気になりますが、
主要なものは使えるので、困ることは少ないでしょう。
openSUSE
Linux OSとして最も古くからある、安定性重視のディストリビューション。
イメージカラーが緑色で、とても美麗なデザインです。
Puppy Linux
軽量Linux(メモリ使用量が少なく動作が軽快)の雄。
メモリ容量が256メガバイトしかないような、古いパソコンでも、実用に耐えうるほどです。
それでいて、アプリは結構入っているのだから、スゴイとしかいいようがありません。
サーバー用途や一芸に秀でたちょっぴり玄人志向なディストリビューション
CentOS
普通にパソコンとしても使えるOSですが、なんといっても、サーバーとして使うためにあるようなディストリビューションです。
基本的な部分はFedoraと一緒ですが、こちらは古いソフトを使用して、より安定性を重視しています。
サーバーとしては、安定性こそが重視されるので、サーバー用OSとしては、かなり有力なディストリビューションです。
Debian GNU/Linux
Ubuntuの元になったディストリビューションで、動作も軽く、古いパソコンには向いていると言えるでしょう。
サーバー用としても優秀です。
ただし、インストールなどは、少し難易度が高いと思います。
KNOPPIX
パソコンが壊れかけた時のデータのレスキュー用として、重宝されているディストリビューション。
Linuxは基本的に、CDやDVDやUSBメモリに書き込んでから、パソコンにインストールするのですが、インストールする前にそれらのCDなどから起動して動作を確認出来ます。
このようにCDやUSBメモリから、とりあえず起動することを「ライブ起動」と言います。
そのライブ起動が、KNOPPIXでは高速で出来る仕組みを持っているだけでなく、ハードディスクのデータを消去するソフトも収録しています。
1枚作っておくと、何かと便利でしょう。
Arch Linux
必要最小限の構成でインストールして、自分でいろいろとカスタマイズすることを主として考えられたディストリビューション。
弄るためには、知識も経験も必要ですが、詳しい人なら、自分で最高のOSに仕上げることも可能。
まさに玄人好みのディストリビューションです。
Linuxディストリビューションは種類が多い!
と、ここまでざっと紹介しましたが、これでもまだまだほんの一部分です。
主要どころは大体紹介しましたが、まだまだ紹介しきれないです。
キリがないのでやめますが、、、。
とりあえず次の記事ではUbuntu派生のディストリビューションについて
紹介します。