パソコン版Android OSなRemix OSをジャンクパソコンの内蔵HDDにクリーンインストールするという今回の企画。

前回までで、インストールのための準備はひと通り終えました。

今回は実際のインストールと、その後に「Google Play」をインストールして使えるようにするまでを見て行きましょう。

これまでの準備のおさらい

まずは前回までのおさらいです。

今回のやり方でジャンクPCの内蔵HDD内に、Remix OSだけをクリーンインストールするためには、スムーズに行なうためにも「USBメモリ」は2つあったほうがいいです。

  • Puppy Linuxの起動USB(前回までで使用)
  • Remix OSの起動〜インストール〜USB(今回使用)

この2つがあれば、よりスムーズに出来ますね。

USBメモリが2つない人も、安いし複数あっても困るものでもないばかりか、むしろ複数あると便利なものなので、この機会に買い足してもいいでしょう。

前回の記事通りに、「Puppy Linux」で内蔵HDDを消去して「ext4」で新規作成し、「Remix OS」が入ったUSBメモリが準備出来たなら、早速インストールしてみよう!

早速インストール開始!

まずはRemix OSが入ったUSBメモリからパソコンを起ち上げます。

いきなり重要ポイント!!

これは、「パソコン歴30年近いおじさん」の記事を参考にさせて頂きました。
この記事です。

KIMG0318

この画面が出ている間に、「Tab」キーを押してください。

すると、、、。

画面下部に何やら文字列が現れます。

この文字列、書き直すことが出来るのですが、この文字列の最後の方(〜quiet 以下の部分)の、

SRC= DATE= CREATE_DATA_IMG=1

↑この部分を

KIMG0319

↑↓このように、

INSTALL=1 DEBUG=

と書き換えて「ENTER」キーを押してください。

「=」の入力なんですが、なぜかキーボードの位置がずれるようで、右隣の「へ」キーを「Shift+」で押すと「=」が入力されますので注意!

そうすると、Remix OSのインストーラー画面に行くことが出来ます。

KIMG0320

このように「どこにRemix OSをインストールすんだよ?」と聞いてくるので、1番上の内蔵HDDを選択して「OK」。

この画面では、「vfat」となってますが、前回の記事でPuppy Linuxで内蔵HDDをしっかり「ext4」で新規作成しておけば、ここは「ext4」になってるはずです。 これは最初、私が間違えて「fat32」でフォーマットしてしまったときの画像です。紛らわしくてすいません。

KIMG0321

前回、Puppy Linuxで「ext4」にフォーマットしてあるので、「Do not format」を選択して「OK」。

KIMG0322

「GRUBをインストールするか?」と聞いてくるので「Yes」を選択。

KIMG0323

「EFI GRUB2もインストールする?」と来るので、「Skip」を選択。

KIMG0324

「読み書き出来るようにするの?」などと聞いてくるので、「当たり前だろ」を、、、いや「Yes」を選択。

KIMG0325

インストールが開始されます。

KIMG0359

最後に「Reboot」を選択してインストールが完了です。

再起動の後、Remix OSが内蔵HDDから起ち上がりますので、再起動後に一度「Bios」画面に入るなりして、USBメモリを外しておいてください。

インストール完了後の初期設定〜日本語化

インストールは無事に完了です。

KIMG0328

ピンぼけがスゴイですが、起動ロゴです。

KIMG0330

まずは英語で設定しましょう。

KIMG0331

利用規約ですね。「Next」をクリック。

KIMG0332

Wifiを設定します。

KIMG0333

設定が完了です。「Start」をクリック。

KIMG0334

さて、起ち上がりました。
まずは「日本語化」しましょう。

KIMG0335

左下のメニューから「Setting」を起動します。
(Windowsっぽくて分かりやすいですね。)

KIMG0336

「Setting」の中の「Languege & input」を選択。

KIMG0337

Englishとなっているところを選択して、、、、。

KIMG0338

日本語を選択します。
たったこれだけで、無事に日本語になりました。

続いて「Google Play」のインストール!

それでは続けざまにGoogle Playをインストールしましょう。

KIMG0339

まずはこの「Install Apps」のアイコンをダブルクリックします。

KIMG0340

すると、このように「添付ファイル」が表示されるのでダウンロードします。

KIMG0341

はい、また酷いピンぼけですが、これをダブルクリックしてください。

KIMG0342

もちろん、インストールしてもよろしいので、インストールをクリック。

KIMG0343

あっという間にインストールされますので、そのまま開きましょう。

KIMG0344

画面が変わります。真ん中の「INSTALL GOOGLE SERVICES」をクリックします。
何回インストールさせるんだよ?!って感じですが、後少しのガマンです。

KIMG0345

いきなり「Warning」が出てビビリますが、良く見ると、「インストールは完了だぜ!再起動してくれよな?」ってなことが書かれていますので、「OK」をクリックして再起動します。

ちなみに「再起動」や「シャットダウン」は、左下メニュー内に電源ボタンのアイコンがあるので、そこからします。このとき「Reboot」つまり再起動を促されていますが、ここだけは、シャットダウンの方がいい気がしました。再起動だと、何故か次回立ち上がらなかったので。

KIMG0346

一度「シャットダウン」してから、再び立ち上げると、メニュー内にしっかりと「Google Play」がインストールされてます。

やった!これでいろんなアプリをインストールし放題だぜ!!

と、早速試してみると、、、、。

KIMG0360

なんや?アカンやないか。

ここであるミスを犯していたことに気づく!

そう、この時点ではまだGoogleのアカウントを認証してはいけなかったんです。

Google Playで早くアプリをダウンロードしたくて、すぐにアカウント認証してしまうとこうなってしまうんです。

はやる気持ちを抑えて、アカウント認証する前にまず以下を実行してください。

 

「設定」から「アプリケーション」を開き、

  • Google Play開発者サービス
  • Googleサービスフレームワーク

以上、2点をそれぞれ開き、「データの消去」を実行しておいてください。
 

それから、Googleのアカウントを認証すれば、Google Playで問題なくアプリをインストールできるようになりますよ。

また、私のように早まってすぐにアカウント認証してしまった場合は、一度アカウントを端末から削除してから、上記を実行すれば大丈夫です。

焦りは禁物ですね!

というわけで、これにてGoogle Playも使えるようになり、普通に使えるようになりました。

Screenshot_2016-07-06-21-10-26

そして、このHDDにクリーンインストールする方法ならば、HDDの容量分、使えるわけでアプリもインストールしたい放題です。

次の記事では、実際の使用感などを書いてみたいと思います。