ついにリリースされたUbuntuの最新版「Ubuntu16.04LTS」。

早速ダウンロードして、いろいろと使い込んでいる人もいるでしょうね。

と、ここで、これまでのUbuntuの歩みを振り返ろう!ということで、これまでリリースされた各バージョンのリリース日とコードネームについて調べてみました。

Ubuntuの記念すべき第一作目はUbuntu4.10!

Ubuntuが世に初めて登場したのは、2004年10月20日リリースの「Ubuntu4.10」です。

Ubuntu-desktop-2-410-20080706
(Wikipediaより)

今とはだいぶデスクトップ画面も違いますね。
今から10年以上も前なので、当然と言えば当然ですね。

ちなみにコードネームは、「Warty Warthog」(イボイボのイボイノシシ)です。

それでは、Ubuntu4.10移行のバージョンについてバーっと見て行きましょう。

  • Ubuntu5.04
    2005年4月8日リリース Hoary Hedgehog(年老いたハリネズミ)
  • Ubuntu5.10
    2005年10月13日リリース Breezy Badger(陽気なアナグマ)
  • Ubuntu6.04LTS
    2006年6月1日リリース Dapper Drake(粋な雄カモ)
初のLTS版。この頃のLTS版のサポート期間は、今より短い3年間でした。
  • Ubuntu6.10
    2006年10月26日リリース Edgy Eft(神経質なイモリ)
  • Ubuntu7.04
    2007年4月19日リリース Feisty Fawn(怒りっぽい子鹿)
  • Ubuntu7.10
    2007年10月18日リリース Gutsy Gibbon(タフなテナガザル)
  • Ubuntu8.04LTS
    2008年4月24日リリース Hardy Heron(頑健なサギ)
  • Ubuntu8.10
    2008年10月30日リリース Intrepid Ibex(勇敢な山羊)
  • Ubuntu9.04
    2009年4月23日リリース Jaunty Jackalope(朗らかな角うさぎ)
  • Ubuntu9.10
    2009年10月29日リリース Karmic Koala(因果応報のコアラ)
私が初めてUbuntuを知り、インストールして試したバージョンです。 パソコンとの相性が悪かったのか、実際にはあまり使わず、「Ecolinux」を試すキッカケにもなりました。(記事参照)。

さらなる進化を遂げ始めるUbuntu

私が初めてUbuntuに触れたのは、9.10でした。

パソコンとの相性が悪かったのか、それほど使うことが出来ませんでしたが、「無料OS」というものの存在を知り、その可能性に驚きました。

これ以降、Ubuntuはさらなる進化を遂げていきます。

Ubuntu10.04LTS
2010年4月29日リリース  Lucid Lynx(明快なオオヤマネコ)

Ubuntu_10.04_screenshot (Wikipediaより)
このバージョンから、これまでのデスクトップ画面のイメージカラーとして使われてきた「オレンジ」から、「パープル」色が強くなりましたね。 安定性や使い勝手も大幅に進化して、人気も出て、「Ubuntu」の知名度を大幅に上げた素晴らしいバージョンでした。 Windowsで言ってみれば、「WindowsXP」のような知名度アップと普及に貢献したバージョンと言ったところでしょうか。

Ubuntu10.10
2010年10月10日リリース  Maverick Meerkat(異端者のミーアキャット)

見た目は、10.04とほとんど変わりません。私は「音楽」についてのある使い方で、こちらのバージョンの方が不具合がなく使えていたので、10.10の方が好みでした。

Ubuntu11.04
2011年4月28日リリース  Natty Narwhal(こざっぱりとしたイッカク)

640px-Ubuntu_11 (Wikipediaより)
悪名高い?Unityを採用した初のバージョンです。これまでの操作性からかなり変わってしまったユーザーインターフェースに「使いにくい」と酷評されました。 あまりに馴染めないユーザー達が、「Linux Mint」に流れ、人気No.1ディストリビューションの地位も明け渡すはめに、、、。 Unityは現在も使われていて、この頃に比べるとだいぶ使いやすくなりましたが、、、。 同じくユーザーインターフェースを変えて大ゴケした「Windows8」よりも少しリリースが先でした。 思うに、好調だった10.04、10.10の流れで行ってれば、もう少し「OSのシェア」を獲得出来ていたのでは?と考えてしまいますが、仕方ありませんね。
  • Ubuntu11.10
    2011年10月13日リリース Oneiric Ocelot(夢のオセロット)

Ubuntu12.04LTS
2012年4月26日リリース  Precise Pangolin(精密なセンザンコウ)

Unityになって初のLTS版です。このLTSからサポート期間が5年間になりました。2017年4月までサポートされています。 一方で、通常版のサポートは1年間から9ヶ月に短縮されました。 Unityの安定性もアップして、かなり使えるバージョンです。
  • Ubuntu12.10
    2012年10月18日リリース Quantal Quetzal(量素的なケツァール)
  • Ubuntu13.04
    2013年4月25日リリース Raring Ringtail(ウズウズしているアライグマ)
  • Ubuntu13.10
    2013年10月17日リリース Saucy Salamander(生意気なサンショウウオ)

Ubuntu14.04LTS
2014年4月17日リリース  Trusty Tahr(信頼できるタール)

先日16.04がリリースされるまで、最新だったLTS版。 安定性もあるし、まさに「信頼できる」バージョンです。2019年4月までサポートされています。
  • Ubuntu14.10
    2014年10月23日リリース Utopic Unicorn(理想郷のユニコーン)
  • Ubuntu15.04
    2015年4月23日リリース Vivid Vervet(あざやかなベルベットモンキー)
  • Ubuntu15.10
    2015年10月22日リリース Wily Werewolf(こうかつな狼男)

いやあ、たくさんリリースされていますね!

各バージョンのコードネームは、「形容詞+動物(幻想上のも含む)」という決まりがあるようですが、なかなかネーミングのセンスが良くていいですね。

その意味を知るのも楽しいものです。

そして最新版16.04LTSへ

Ubuntu16.04LTS
2016年4月21日リリース Xenial Xerus(おもてなしのアラゲジリス)

さて、この最新版Ubuntu16.04LTS。

いろんな変更点などを含め、さらに進化して登場しました(記事参照)。

今回のバージョンは、「LTS」なので、5年間のサポートがついています(2021年4月まで)。

最高の相棒として、じっくり使い込んでいきたいですね。