Ubuntuで市販のものやレンタルしたDVDを再生するにはどうすればいいか?

物凄く簡単なんです。

簡単すぎて記事にすると数行で終わっちゃうくらい。それじゃ味気ないので説明します。

記事の最後に「Ubuntu16.04」上でのDVD再生についてのやり方を「追記」していますので、そちらもご覧ください。

確実にDVDを再生出来るようにする方法

さて前回、「Ubuntu14.04をインストールしたら最初にやるべき設定」の記事で、「Ubuntu restricted extras」をインストールしました。

実はこれだけで、ある程度のDVDは再生出来てしまうんです。例えば海外製のDVDなどは再生出来ます。

ただ、これだけだと日本製のDVD〜例えばレンタルしたもの〜は、再生出来ない場合が多いです。

なので、ひと手間付け加えます。

そのひと手間って一体何??

非常に簡単です。

軽量UbuntuのBasix2.1での例です。

範囲を選択_019

左下メニュー付近にある、黒いモニターのアイコンをクリックします。

このソフトは、「端末」や「ターミナル」と呼ばれるもので、いわゆる「コマンド」を打ち込んで、パソコンに指示を出すものです。

なんだか難しそうですが、コマンドの意味は分からなくても大丈夫です。

とにかく端末を起動すると、

範囲を選択_020

こんな画面が開きます。

表示されている$マークの後にカーソルが点滅していますね。

ここに

sudo /usr/share/doc/libdvdread4/install-css.sh

と入力してEnterキーを押してください。面倒ならコピペでオッケーです。

たったこれだけです。

これでUbuntuをインストールしたパソコンで、レンタルしたDVDも見ることが出来るようになります。

ところでどのソフトでDVDを再生するの?

今回の例のように、軽量UbuntuのBasixなどではユーザーが自分で好きなアプリをインストールするために初期状態でソフトがあまり入っていません。

UbuntuでのDVD再生ソフトの有名どころで、

  • VLC
  • Videos

あたりを「Ubuntuソフトウェアセンター」からインストールしておけば問題ないです。

市販のDVD再生のまとめ

Ubuntuでの市販のDVD再生への手順をまとめますと、

  1. Ubuntu restricted extrasをインストール
  2. 端末でsudo /usr/share/doc/libdvdread4/install-css.shを入力してEnter。

以上です。

あとは、必要に応じて動画プレイヤーソフトをインストールしてくださいね。

【追記】Ubuntuの最新版、16.04ベースだと、ここで紹介しているコマンドを打ち込んでも、効果がなくなりました。 16.04系では、コマンドを打たなくても「VLC」を使えば、今のところ普通にDVDは見ることが出来ています。

さらに追記!

Ubuntu16.04でDVDを再生するには、場合によってはそのまま再生出来ることもあったのですが、やっぱり不安定です。

なので、ここはキチンと設定しておきましょう。

やり方は以下です。

最初の前提として、
1.「Ubuntu restricted extras」のインストール
2.「sudo apt-get update」などで、OSを最新の状態にしておく こと
が条件です。

最新状態にしておかないと、途中で失敗しましたので。

まず、「端末(ターミナル)」を開き、

sudo apt install libdvd-pkg

と、コマンドを打ち込みます。

すると、

スクリーンショット_2016-09-05_08-22-31

こんな画面が表示されるので「了解」でリターンキーを押します。

続いて、

スクリーンショット_2016-09-05_08-22-52

この画面になるので、「はい」でリターンキーです。

そして続いてはこちらのコマンド、

sudo dpkg-reconfigure libdvd-pkg

を打ち込みます。

すると、

スクリーンショット_2016-09-05_08-23-59

この画面になるので、「はい」を選んでリターンキーでソフトウェアがインストールされます。

この後、一度再起動しておきましょう。

これで大丈夫です。

スクリーンショット_2016-09-05_08-37-29

VLCで無事にDVDが再生されました!

これで「UbuntuでDVD再生」は完璧ですね。