ビックリするほどの超軽量OSの「Kona Linux 2.3 black」をジャンクノートにインストールする方法を解説します。

勿論ジャンクノートじゃなくてもいいですが。

これだけ軽いOSならば、Windows Vista世代どころか、Windows XP世代のパソコンであっても再生・活用することが出来ますよ!

家に、使わなくなって処分に困った古いパソコンがある人は、ぜひ試してみてください。

今回インストールしたPCはこれ!

シャープのMURAMASAです。

低スペックな古いジャンクPCを活用する最良な方法を考えてみた結果、、、。

このWindows XP世代のモバイルノートPCにKona Linux 2.3 blackをインストールしました。

インストールするための事前準備は割愛します。今回はUSBメモリからインストールしました。

ライブ起動するUSBメモリの作り方などは下記をご覧ください。

超便利!Puppy LinuxをUSBメモリにインストール!UNetbootinを使おう

準備が出来たら早速開始です!

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左下メニューから「システムツール」、「Kona Linuxインストーラー」と進みます。

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ここまでは、特に何も考えずに全て「進む」を選択します。

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次に「この後パーティションを操作してくれよな?」と言われるので、とりあえず「OK」をクリック。

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表示された内蔵のHDDらしきものを選択して「OK」。

このあとの選択肢でも言えるのですが、選択を決定したら必ずその選択するものを一度クリックして、カーソルを反転させてください。

じゃないと、いつまでも次に進めなくなりますので注意です。

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GParted」が開きますので、各パーティションを「右クリックから削除」していき、全てのパーティションを消して、全部の領域を「未割り当て」状態にしてください。

デュアルブートなしで、HDD内全てを「Kona Linux」の領域にする場合です。

全部を消去したら、必ず上部の「チェックマーク」をクリックして実行します。

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はい、こういう状態になりましたね。

ここで、単に「未割り当て」状態のまま、この後のインストール作業を進めていくと、手順通りに進めるものの、インストール完了後の再起動のあと、OSが起動不可能になります。

なので、、、、。

必ずここで、上部タブの「デバイス」から「パーティションテーブルの作成」を実行してください。

「パーティションテーブルの作成」を実行したら次に進みます。

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まずは「新規」で、「スワップ領域」を作成します。

画像のように、

  • 「ファイルシステム」を「linux-swap」に
  • 「サイズ」を「パソコンの搭載メモリ量(今回の場合は768MB)」に

設定して「追加」をクリックします。

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そして残りの領域を全て、「ext4」に設定して「追加」をクリックします。

上部の「チェックマーク」をクリックして実行してください。

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はい、こうなりましたね。

ここまで出来たら、右上のバツボタンをクリックして「GParted」を閉じてください。

まだまだ続きます!

続いてはこちら。

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「スワップパーテーションはどれにするんだ?」

と聞かれるので、さきほど「linux-swap」に設定してある「赤い領域」を選択して「OK」。

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「Rootシステム」つまり「OS」をインストールするのはどこ?

と聞かれるので、さきほど設定した「ext4」の領域を指定して「OK」。

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ここは当然「ext4」を指定して「OK」。

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「Root」を選択して「OK」。

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面倒でも、全部記入してくださいね。

ルートのパスワード」と「新ユーザーのパスワード」は別々のものにしましょう。
「新ユーザーの名前」と「ID」は同じものでも大丈夫でしょう。
「ホスト名」も適当に考えて記入してください。

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「Grub」のインストール先を聞いてくるので、

「Master boot record of disk」を選択して「OK」。

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「Yes」を選択します。

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「Asia/Tokyo」を選択して「OK」。

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最後に確認してくるので、良ければ「Yes」でインストールを開始してください。

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インストールが開始されます。

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終わったら「Yes」を選択して再起動しましょう。

再起動したらすかさず「BIOS画面」に入り「USBメモリ」を抜くのを忘れないように。

まだ終わりじゃない!あと少し!

再起動後、しばらくすると、、、、。

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こんなポップアップが出ますので、必ず「はい」を選択して「追加パッケージ」をインストールしてください。

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何やらたくさんインストールしてくれます。

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と、ここで嬉しいお知らせが!

このジャンクノートのCPUは「CeleronM 350J 1.3GHz」なので、てっきり「PAE」には対応してないと思っていたのですが、どうやら対応しているようです。

なので、言われるままに「PAE対応カーネル」をインストールしました。

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どうやら無事にインストールされたようです。

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ここまで来て、ようやく全てのインストールが完了しました!

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あとは、右下に赤いビックリマークが出るので、クリックすると、、、、。

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アップデートがたくさんあるので、実行します。

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アップデートの完了後に「再起動」を促されますので、再起動します。

ここまで来たら、最後の仕上げに自動ログインの設定をしましょう。

再起動後に、一度ユーザー名とパスワードを入力してログインしたら、、、。

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「設定」から「ログインの設定」と進み、

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この画面で、自動ログインする「ユーザー名」にチェックを入れておきましょう。

これで次回からは、わざわざユーザー名とパスワードを打ち込まなくても自動ログインしてくれますよ。

これで全て終了です。

お疲れ様でした!

まとめ

「Kona Linux 2.3 black」は、「Debian系」なので、やはりインストールに関しては、よりユーザーフレンドリーな「Ubuntu系」に比べると、かなり面倒ですね。

とは言っても、この「面倒な」手順を踏むことによって、かなり軽量なOSをインストールことが出来るのですから頑張りましょう!

軽さと使いやすさのバランスが高次元で合わさっている「Kona Linux 2.3 black」。

ぜひ体感してみてください。