WindwsVistaがついにサポート終了です。(2017年4月11日

WindowsVista搭載パソコンはどうすればいいか?

今回は実家のパソコン、NECの「VN570/R」という省スペース型のデスクトップ機をWindows10に入れ替えてみましたよ。

Vistaがサポート終了したときの選択肢

WindowsVistaがサポート終了したときに考えられる選択肢は主に2つ。

「処分か?再生か?」

ということで、すいません、まさにこのブログのタイトル通りです。

今回は「再生する」方法で考えていきたいと思います。

ちなみに「処分する」場合は、自分で初期化やデータの削除が出来るならば近くのハードオフに売却するのが手軽です。

または初期化やデータ削除が面倒ならば、こういったサービスを使うのが、データの漏洩やリサイクル料に悩まずに楽ちんです。

データ消去も無料のパソコン回収

では「再生する」場合には、どうするか?というと、ここも大きく2つの方法が考えられますね。

1,最新のWindowsにする

2,Linuxなどの他のOSに入れ替える

自分が使うならば、私としてはWindowsよりも軽くて気軽に使える「2」のLinuxやChromium OS、Android系のOSなどをインストールして使うのがオススメなんですが、今回は実家のパソコンなので「1」の最新のWindowsを導入することにしました。

最新のWindowsということで、当然今なら「Windows10」です。

実家のパソコンはNECの省スペース型デスクトップ機の「VN570/R」です。

全体画像を撮り忘れたので、公式ページの画像です。

古いパソコンに最新のWindows(Windows10)をインストールするときの注意点としては、

  • パソコンのスペックがWindows10の実用に耐えうるのか?
  • パソコンのハードがWindows10に対応しているのか?
  • 有料なのか?

というところですね。

実家のパソコン、「VN570/R」の場合、スペックはというと、、、

数年前に中古で購入した際にすぐに分解してメモリを最大の4GBにしてあるのと、今となっては古いもののAMDの1.9GHzデュアルコアCPUを搭載していることから、まあ問題はないかと。

ハードが対応しているのか?については、これはやってみないと分かりません!

まあ、この「VN570/R」は「地デジ」に対応したテレビパソコンなんですが、そこは無理なんじゃないかなあ、と思っています。でもこのパソコンでテレビは見ないそうなんで無問題です。

で、有料か?といえばWindowsなんで当然「有料」です。

Windows10への無償アップグレードはとっくに終了しています。

というかもともと「WindwsVista」は無償アップグレードの対象外でしたがね、、、。

なので、当然お金払ってOSを購入して新規にクリーンインストールすることになります。

Windows10のインストール作業の前に

まずは必要なデータをバックアップしておきます。

外付けハードディスクに必要なデータをバックアップしようと思ったのですが、実家にはありません。

なので急遽近くのハードオフに趣き、物色したところ、、、

こんなものが1500円(ジャンク品)で売っていたので確保。

250GBの容量ですが、親がバックアップしておきたいというデータ(主に写真)容量を考えると十分過ぎるほどの容量です。

この外付けHDDに必要なデータを移すためにWindowsVistaな「VN570/R」を起ち上げると、こんな表示が!

一瞬ウィルスにでも感染してるのかと思いましたよ、、、。恐ろしや、、、。

ちょっと怯みながらも、気にせずに必要データのバックアップは無事に完了。

これでVistaを消去しても、もう大丈夫です。

ここまでやったところで、実家にはいろんな物がなくて作業が不便ということで、私の自宅に持ち帰ることに。

自宅に持って帰ったところで作業を続行します。

続いてはVistaの消去です。

Puppy Linuxが入っているUSBメモリを使ってOSを消去しました。

取り敢えず「Fat32」でフォーマットして消去しました。

後でWindowsのインストーラーで「ntfs」でフォーマットし直しますが、ここでは「fat32」でやっておいたほうが無難です。

これでWindows10のインストール準備は完了です。

いよいよWindows10のクリーンインストール!

さて実際にWindows10のインストールですが、Windows10はマイクロソフトのサイトからISOがダウンロード出来ます。(無料)

Windows10のディスクイメージ(ISO)

こちらからダウンロードしたISOを使ってインストールするときに、購入したWindows10のプロダクトキー(有料)で認証するという流れになります。

が、ここで問題が。

ダウンロードしたISOをLinuxでお馴染みの「unetbootin」にてUSBメモリに入れて、そこから起動しようと思ったのですが起ち上がらない、、、。

調べたところ、どうやらWindowsのISOはunetbootinで「作成」は出来るものの「起動」が出来ないみたい。

ということで絶対確実なISOを「DVD-Rに焼く」方法にしました。

作業自体はLinux搭載機でやっていますので、「Brasero」というソフトを使って焼きました。

(Windows上で作業するならば「DeepBurner」などの「ISOライティングソフト」がたくさんあるので、どれを使ってもいいでしょう)

インストールメディアが出来たら、あとはそれを使って起動して、WindowsのインストーラーでHDDを「ntfs」でフォーマットし直してからインストール開始するだけです。

インストール時に、

プロダクトキーの認証も行われるので、購入したキーを入力して認証しておきましょう。

インストール後に、再起動してアップデートして(これが長い!私はそのまま放置して寝ました)、全てのインストール作業が完了です。

インストール後にデバイスマネージャで確認したところ、「不明なデバイス」がいくつかありました。

おそらく「地デジ」関連のものだと思いますが、

  • このパソコンでは地デジは見ない
  • 動作に全く支障がない

ので、良しとします。

早速Windows10に生まれ変わった「VN570/R」を実家に持って行き、所定の場所に設置しました。

しっかりWindows10になっています。

使ってみたところ、このスペックならWindows10でも問題ないですね。

クリーンインストールしているので、余計なものもなく非常にサクサク動作しています。

とは言え、アニメーションのオフや余計なソフト(Faxなど)を起ち上げないなどの最低限の「軽量化」はしています。

大満足の結果です。

まとめ

WindowsVistaのサポート期間の完全終了ということで、実家のパソコンをWindows10にしましたが、結果はかなりの満足のいくものでした。

OSのサポート期間終了に伴い、手っ取り早いのは「パソコンの買い替え」なんでしょうが、ウチの実家のように必ずしも「新しいパソコン」が必要じゃない家庭もあると思います。

パソコンの使用用途がそれほど多くないならば、このようにちょっとの費用(OS代)で最新のOSにすることも可能です。

本当はLinuxにすることで、そのちょっとの費用(OS代)すら掛からずに完全無料で最新OSに出来るのですが、今回はパソコンにあまりというかほとんど詳しくない実家ということで、何かとWindowsの方がいいだろうと思いWindows10にしました。

WindowsVistaのサポート終了で、まだこのパソコン使えるんだけどなあ、、、という方の参考になれば幸いです。